【ゲーム株概況(5/10)】今期の減収減益見込みを嫌気された任天堂が小幅続落　大株主による保有株売却観測でANYCOLORが5日ぶりに大幅反落

5月10日の東京株式市場では、日経平均は反落し、前日比120.64円安の2万9122.18円で取引を終えた。前日の米国市場安を受けて、直近2万9000円台まで買われてきていたことへの利益確定の売りが広がった。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、ガンホー<3765>やDeNA<2432>など主力株の一角が堅調に推移した。

また、AI関連の切り口でHEROZ<4382>が物色対象となったほか、monoAI technology<5240>やカバー<5253>なども買われた。

半面、2024年3月期の業績予想をNintendo Switchの減速で減収減益の見込みと発表した任天堂<7974>が小幅続落し、セガサミーHD<6460>やスクウェア・エニックスHD<9684>など大手ゲーム株の一角も安い。

ANYCOLOR<5032>は、大株主がブロックトレード（市場外の相対取引）で保有株を売却したとの観測から5日ぶりに大幅反落した。

ほか、東映アニメ<4816>やAiming<3911>、円谷フィールズHD<2767>なども売られた。