クルーズ、23年3月期決算は営業利益48％減の6億4400万円　SHOPLISTの取扱高減少　今後はGameFiとメディア事業に注力

クルーズ<2138>は、5月11日、2023年3月期の連結決算を発表し、売上高140億円(前の期比9.5%減)、営業利益6億4400万円(同47.9%減)、経常利益6億2800万円(同51.4%減)、最終利益2億5400万円(同17.9%減)と減収減益だった。

・売上高:140億円(同9.5%減)
・営業利益:6億4400万円(同47.9%減)
・経常利益:6億2800万円(同51.4%減)
・最終利益:2億5400万円(同17.9%減)

同社では、業績変動の要因として、主力事業のSHOPLIST事業における取扱高が減少した、としている。またゲーム事業についてははゲーム開発費の負担がなくなったことから黒字に転換したという。

セグメント別の業績は以下のとおり。

■EC事業

・売上高:76億0600万円(同22.3%減)
・営業損失:3000万円(前の期は8億3900万円の利益)

■ゲーム事業

・売上高:22億9800万円(同15.7%減)
・営業利益:7200万円(同3億7900万円の損失)

■ネット広告・メディア事業

・売上高:17億4900万円(同21.2%増)
・営業利益:7億4700万円(同11.2%増)

■2024年3月期の見通し

2024年３月期の連結業績予想は非開示。「現時点で合理的な業績予想の算定ができないこと」を主な理由としている。

今後はメディア事業と新規事業であるGameFi分野に注力していく、とした。

特にGameFi分野のブロックチェーンゲームについては、国内だけでなくグローバルな市場であり、将来的に大きな利益をもたらす可能性があるため、今までゲーム開発で培ってきたノウハウ等を総動員して、その成功確度を高めていく考え。