NJHD、第3四半期決算は営業損失1億5700万円と赤字縮小 ゲーム事業・モバイル事業ともにセグメント黒字に
トライエースやゲームスタジオを傘下に持つエヌジェイホールディングス<9421>は、5月12日、2023年6月期 第3四半期累計の連結決算を発表し、売上高76億8100万円(前年同期比7.5%減)、営業損失1億5700万円(前年同期は6億2000万円)、経常損失1億7200万円(同6億2300万円)、最終損失2億1500万円(同7億9600万円)だった。
・売上高:76億8100万円(同7.5%減)
・営業損失:1億5700万円(同6億2000万円)
・経常損失:1億7200万円(同6億2300万円)
・最終損失:2億1500万円(同7億9600万円)
■ゲーム・モバイルともにセグメント利益が黒字に
主力のゲーム事業では、運営サポート分野での新規リリースタイトルや海外向けローカライズ対応などの受注が順調で、セグメント利益が黒字に転換した。ゲーム開発分野では、見積原価総額の増加に伴う利益率の低下や運営売上の漸減の影響があったものの、前期のような巨額の原価増が発生するといったこともなかった。
また、モバイル事業では、スマートフォンの販売台数の減少傾向が続いているものの、1顧客当たりの利益の増加に取り組んだところ、セグメント利益は上期の損失を取り戻し、黒字を達成した。
両事業ともセグメント利益が黒字になったが、全社費用等を賄うまでには至らず、引き続き営業損失が発生した。赤字幅が縮小しており、業況としては改善している途上にある。
■2023年6月期の業績見通し
2023年6月期の業績は、売上高104億7000万円(前期比1.7%減)、営業利益1500万円(前期は8億6900万円の損失)、経常利益500万円(同8億6500万円の損失)、最終損失9500万円(同12億3100万円)を見込む。
・売上高:104億7000万円(同1.7%減)
・営業利益:1500万円(同8億6900万円の損失)
・経常利益:500万円(同8億6500万円の損失)
・最終損失:9500万円(同12億3100万円)
会社情報
- 会社名
- 株式会社エヌジェイホールディングス(NJHD)
- 設立
- 1991年12月
- 代表者
- 代表取締役社長 筒井 俊光
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高96億9800万円、営業利益1億200万円、経常利益9600万円、最終利益2億7400万円(2024年6月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 9421