円谷フィールズ、23年3月期決算は営業益218%増の109億円 「ウルトラマン」国内外好調、「Pゴジラ対エヴァンゲリオン」が業界最大のヒット
円谷フィールズホールディングス<2767>は、5月15日、2023年3月期の連結決算を発表し、売上高1171億2500万円(前の期比23.4%増)、営業利益109億5000万円(同217.9%増)、経常利益112億1800万円(同208.7%増)、最終利益82億2100万円(同232.7%増)だった。傘下の円谷プロダクションとフィールズがいずれも好調だった。
・売上高:1171億2500万円(同23.4%増)
・営業利益:109億5000万円(同217.9%増)
・経常利益:112億1800万円(同208.7%増)
・最終利益:82億2100万円(同232.7%増)
■コンテンツ&デジタル事業セグメント
売上高114億3200万円(同59.6%増)、営業利益43億7800万円(同198.8%増)と大幅増収増益だった。
主力の円谷プロダクションでは、中国でのウルトラマン関連商品の販売が急伸し、中国からのライセンス収入が大きく伸びた。
国内では、『シン・ウルトラマン』が新たなファン層の獲得に貢献し、夏・冬休みに開催した『ウルトラヒーローズEXPO』の来場者は昨年を大きく上回った。さらに2023年2月には映画『ウルトラマンデッカー最終章 旅立ちの彼方へ…』の公開効果もあり、ウルトラマングッズの販売も好調に推移した。
加えて、3月に映画『グリッドマン ユニバース』が公開された効果もあり、オウンドメディアであるTSUBURAYA IMAGINATIONの登録者数は大きく増加した。
■PS事業セグメント
売上高1008億0800万円(同20.4%増)、営業利益77億1400万円(同340.7%増)と大幅増益となった。
中核企業であるフィールズは、パチンコ7機種、パチスロ6機種、合計21.9万台を販売した。年度通じて業界最大の販売台数となった『Pゴジラ対エヴァンゲリオン ~G細胞覚醒~』を筆頭に、数々のヒット商品を販売した。また、『パチスロ犬夜叉』を始めとした利益率の高いプライベートブランドが好調だったことも利益増に寄与した。
■2024年3月期の業績見通し
2024年3月期の業績は、売上高1230億円(前期比5.0%増)、営業利益120億円(同9.6%増)、経常利益122億円(同8.7%増)、最終利益85億円(同3.4%増)、EPS129.97円を見込む。
・売上高:1230億円(同5.0%増)
・営業利益:120億円(同9.6%増)
・経常利益:122億円(同8.7%増)
・最終利益:85億円(同3.4%増)
・EPS:129.97円
会社情報
- 会社名
- 円谷フィールズホールディングス株式会社
- 設立
- 1988年6月
- 代表者
- 代表取締役社長 グループ最高経営責任者 山本 英俊
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1419億2300万円、営業利益118億2700万円、経常利益129億4700万円、最終利益115億5100万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2767
会社情報
- 会社名
- 円谷プロダクション