ゲームオン<3812>が2月8日に発表した2010年12月期の連結業績は、売上高60億7200万円(前期比11.6%減)、経常利益4億2600万円(同71.0%減)、当期純利益4000万円(同95.1%減)だった。
同社では、「Soul of the Ultimate Nation」が当初の見込みを超えて売上を伸ばし、「Alliance of Valiant Arms」も業績に大きく寄与したものの、サービス開始後、一定期間を経過したタイトルの業績が不振だったことや、 新規タイトルも当初想定していたサービス開始時期に遅れが生じたため、としている。
さらに、オンラインスポーツゲーム「EA SPORTS FIFA Online2」に関する長期前払費用における減損損失252 百万円を特別損失として計上したことも響いた。
なお、この期における運営タイトルは、「レッドストーン」を初めとするMMORPG9タイトル、オンラインスポーツゲームとFPSの合計11タイトルだった。その一方、「ALLODS ONLINE」や「Lime Odyssey(仮)」、「銀河英雄伝説 Online(仮)」、「電脳コイル Online(仮)」など、7タイトルの運営ライセンスを取得した。
■2011年12月期の見通し
2011年12月期は、売上高77億7700万円(前期比28.1%増)、経常利益9億1800万円(同115.2%増)、当期純利益5億1500万円(同12.8倍)を見込む。
ゲームオンでは現在、11タイトルのオンラインゲームを運営しているが、さらに「HEVA Online(仮)」、「LuviniaSaga」、「C9(仮)」、「Lime Odyssey(仮)」の4タイトルのオンラインRPGと、ブラウザゲーム「銀河英雄伝説 Online(仮)」のサービス開始を予定しているという。
そのほか、2010年12月期で試験的に提供を行ってきたスマートフォンアプリや、ソーシャルゲームの開発・提供を強化し、パブリッシャーとしてだけでなく、ディベロッパーとしてのポジションも本格的に構築する、としている。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ゲームオン
- 設立
- 2001年4月
- 代表者
- 代表取締役CEO 文 智秀/代表取締役COO 李 一守
- 決算期
- 12月