【ゲーム株概況(6/8)】東証プライム市場に移行のANYCOLORが利益確定の売りに押される 外資系証券が投資判断格下げのカプコンは続落
6月8日の東京株式市場では、日経平均は続落し、前日比272.47円安の3万1641.27円で取引を終えた。直近の短期的な期間での急上昇による過熱感の高まりから、先物主導で売りが先行する展開となった。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、全般にさえない動きが目立つ中で、ブシロード<7803>やエクストリーム<6033>、テンダ<4198>などが堅調に推移した。
テンダは、「Microsoft Power Platform」によるDXソリューションサービスとして、大規模開発支援サービスの提供を開始したと発表したことも株価の下支えとなっているようだ。
また、周辺株では、生成AI・LLM(Large Language Model/大規模言語モデル)の研究開発と社会実装を行う「XResearch(エックスリサーチ)」を創設したと発表したAI inside<4488>がストップ高した。
半面、この日に東証プライム市場への移行を果たしたANYCOLOR<5032>は、直近で7000円台乗せまで買われてきたことによる利益確定の売り物に押された。
CLSA証券が目標株価は4900円から6600円に引き上げたものの、投資判断は「Buy」から「アウトパフォーム」に格下げしたカプコン<9697>は続落した。
ほか、オルトプラス<3672>やAiming<3911>、ネクソン<3659>などの下げがきつい。
会社情報
- 会社名
- 株式会社カプコン
- 設立
- 1983年6月
- 代表者
- 代表取締役社長 最高執行責任者 (COO) 辻本 春弘
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1259億3000万円、営業利益508億1200万円、経常利益513億6900万円、最終利益367億3700万円(2023年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9697
会社情報
- 会社名
- 株式会社テンダ
- 設立
- 1995年6月
- 代表者
- 代表取締役会長 小林 謙
- 決算期
- 5月
- 直近業績
- 売上高42億3500万円、営業利益4億5500万円、経常利益4億3600万円、最終利益2億6600万円(2023年5月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4198
会社情報
- 会社名
- ANYCOLOR株式会社
- 設立
- 2017年5月
- 代表者
- 田角陸
- 決算期
- 4月
- 直近業績
- 売上高253億4100万円、営業利益94億1000万円、経常利益94億4800万円、最終利益66億9800万円(2023年4月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 5032