フラー、「四半期アプリ市場レポート 2023年Q1編」を公開 アプリ分析サービス「App Ape」で蓄積するデータをもとに調査

フラーは、アプリ分析サービス「App Ape(アップ・エイプ)」で蓄積するデータをもとに、2023年1月~3月のアプリ市場の変化や急成長したアプリを調査した「四半期アプリ市場レポート 2023年Q1編」を公開した。

■ダイナミックに動くアプリの動向から消費や行動を捉える

App Apeではこれまでも年1回発行の「アプリ市場白書」や業界・分野別のレポートを発行し、ビジネスやマーケティングのヒントとなる情報を提供してきた。ChatGPTなど生成AIの進化や活用が急速に進むとともに、アプリを取り巻く変化のスピードも加速している。

このような状況の中、アプリの利用動向に関する鮮度の高い情報を分かりやすく取りまとめ、かつコンスタントに発信することで、既存の生成AIではカバーし切れない世の中の動きを探る端緒やビジネス・マーケティングに役立つインサイトを提供しようと四半期レポートの作成に至ったという。

■「四半期アプリ市場レポート 2023年Q1編」を一部紹介

①2023年Q1アプリ市場の変化
アプリ市場の変化について、6つの数字・指標で表現した。そのうち、2022年1月~3月の国内のアプリ総MAU(※)は前年同期比9%増となった。Appleの初代iPhone発売から15年が経過した今もなお、スマホアプリ市場全体が成長の途上にあることがデータからはうかがえる。
※App Apeで観測可能な全てのアプリのMAUの合算値

1ユーザーあたりの日間平均アプリ利用時間は前年同期比24分増となった。動画をはじめとするリッチなコンテンツの広がりにより、ユーザーがアプリに費やす時間が増加していることが見えた。

②2023年Q1アプリ売上ランキング
App Apeのデータをもとに独自にまとめたゲームアプリ売上ランキングを見ると、2022年にリリースしたアプリでランクインしたのは『勝利の女神:NIKKE』『ヘブンバーンズ レッド』『メメントモリ』の3アプリだった。

ゲームを除くアプリの売上ランキングでは、コミックアプリやライブ配信アプリ、動画プレーヤーアプリが上位にランクイン。「with」や「タップル」をはじめとするマッチング アプリもランクインした。

③2023年Q1成長アプリ
Google Play上で公開されているアプリ31,254個(※)のうち、MAU(月間利用者数)が10万以上のアプリは 全体の中で4.5%でした。そのうちMAUが50万以上のアプリはわずか1.4%という結果になった。
※MAU1,000 以上のアプリを調査

▼「四半期アプリ市場レポート 2023年Q1編」のダウンロード
https://ja.appa.pe/reports/quarterly-appmarket-report-2023q1

<調査の概要>
調査方法:
フラーが提供する、スマホアプリ分析サービス「App Ape」は、独自の手法により取得したパネルを保有している。これらのパネルにおいて、一定の条件を満たしたものを対象として抽出し分析した。

調査対象期間:
2022年1月~2023年3月

調査対象サンプル数:
約150,000