Google Play売上ランキングの1週間を振り返る(6月17日～23日)　『原神』と『ウマ娘』が首位獲得

2023年6月17日～23日のGoogle Playセールスランキングの動きを振り返っていきたい。上位タイトルの動きは画像の通りとなっているが、『ウマ娘』が強さを見せた1週間だったといえよう。

6月19日10時現在のGoogle Playのセールスランキングは、COGNOSPHEREの『原神（げんしん）』が首位に立った。

『原神』は、限定★5キャラクター「アルハイゼン（草）」と「楓原万葉（かえではらかずは）（風）」が復刻登場する2つのイベント祈願を開催していることなどが引き続き売上に寄与しているようだ。

出所：Sensor Tower

また、続く2位にはLevel Infiniteの『勝利の女神:NIKKE』が浮上してきた。『NIKKE』は、6月15日のバージョンアップ後より、新たなSSRキャラクターとして、ビキニ姿の「メアリー：ベイゴッデス」と「ネオン：ブルーオーシャン」が登場していることなどが今回の順位上昇につながったもよう。

出所：Sensor Tower

さらにこの日は新作の躍進も目立った。19位にZlongGamesの『アルケランド』、24位にスクウェア・エニックスの『ドラゴンクエスト チャンピオンズ』がランクインし、Kakao Gamesの『オーディン：ヴァルハラ・ライジング』も31位とトップ30入りを目前にとらえている。これらに新作が今後さらに上位をうかがうことになるのかどうか、大いに注目されるところ。

6月20日10時現在のGoogle Playのセールスランキングは、COGNOSPHEREの『原神（げんしん）』が首位をキープした。

続く2位にはFGO PROJECTの『Fate/Grand Order』が前日の4位から上昇してきた。『FGO』は、6月18日18時より、「奏章I 虚数羅針内界 ペーパームーン」を開幕するとともに、新登場のサーヴァント「★5 (SSR)ビーマ」と「★4 (SR)ドゥリーヨダナ」をピックアップした「ペーパームーン ビーマピックアップ召喚」を開始していることが今回の順位上昇につながっているようだ。

出所：Sensor Tower

また、3位にはCygamesの『ウマ娘 プリティーダービー』が前日の16位から急上昇してきた。『ウマ娘』は、6月19日12時より、新たな育成ウマ娘「マーベラスサンデー」が登場した「ピックアップ プリティーダービーガチャ」を実施していることなどが売上に大きく寄与しているもよう。

出所：Sensor Tower

そのほか、前日にも取り上げた新作の『アルケランド』『ドラゴンクエスト チャンピオンズ』『オーディン：ヴァルハラ・ライジング』がそろって順位を上げており、『オーディン：ヴァルハラ・ライジング』は14位と初のトップ30入りを果たした。

6月21日のGoogle Playセールスランキング(ゲームカテゴリー)は、Cygamesの『ウマ娘 プリティーダービー』が首位を獲得した。新たな育成ウマ娘「マーベラスサンデー」が登場する「ピックアップ プリティーダービーガチャ」とSSRサポートカード「マヤノトップガン」が登場するピックアップガチャに加えて、年代別の★3育成ウマ娘とSSRサポートカードが手に入る「リリース年別★3/SSR確定ガチャ」を開催している。

 出所：SensorTower

最も目立った動きを見せていたのが、同じCygamesの『グランブルーファンタジー』だ。こちらは61位から34ランクアップの27位に付けている。6月19日19時より、「コスモス」(リミテッドシリーズ)と「バアル」(火属性)が新登場する「グランデフェス」を開催しており、ランキングアップの原動力となったようである。明日以降の動きも注目される。

 出所：SensorTower

このほか、新作の躍進も目立った。Kakao Gamesの新作『オーディン：ヴァルハラ・ライジング』が4ランクアップの10位とTOP10に入ったほか、ZlongGamesの『アルケランド』も2ランクアップの11位まで順位を上げてきた。これ以外にも、enish<3667>の『ゆるキャン△ つなげるみんなのオールインワン！！』も46位までランクアップしており、週内にTOP30に入ってくる可能性も出てきた。

 出所：SensorTower

6月22日10時現在のGoogle Playのセールスランキングは、Cygamesの『ウマ娘 プリティーダービー』が首位をキープした。

トップ10圏内では、スクウェア・エニックスの『ドラゴンクエスト チャンピオンズ』が6位に浮上してきた。『DQチャンプ』は、リリース後初のコラボイベントとして、『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』とのコラボイベントを6月19日より開始していることが、初のトップ10入りの原動力となったようだ。

なお、直近の新作関連では、Kakao Gamesの新作『オーディン：ヴァルハラ・ライジング』も9位に上昇した。

出所：Sensor Tower

また、ガンホー<3765>の『パズル＆ドラゴンズ』が10位とトップ10圏内に上昇してきた。『パズドラ』は、6月19日より、「神器龍物語シリーズ」イベントを開催しており、「神器龍物語シリーズ」のモンスターが期間限定で登場したガチャを開催していることなどが売上に寄与したもよう。

出所：Sensor Tower

ほか、セガとColorful Paletteの『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』と、Yostarの『ブルーアーカイブ』がトップ30に復帰した。

6月23日10時現在のGoogle Playのセールスランキングは、前日からトップ30に動きはなく、Cygamesの『ウマ娘 プリティーダービー』の首位が続いた。

無料ランキングに目を移してみると、NEOWIZが前日6月22日にリリースしたばかりの最新作『ブラウンダスト2』が首位に飛び込んできた。『ブラウンダスト2』は、ヒットタイトルである『ブラウンダスト』の正式な後継作であり、全世界で事前登録数が200万人を突破するなどリリース前から期待を集めていた。

足元のダウンロードの状況からすると、まずは順調なスタートとなりそうで、直近の新作タイトル活躍の波に乗れるのかどうか期待されるところだ。

続く無料ランキング2位にもSpecial Gamezが6月20日にリリースした新作『ウルフゲーム：ザ・ワイルド・キングダム』が続いている。本作は、オオカミをテーマにしたリアルで緻密なグラフィックで描かれたシミュレーションRPGということで、ややコアなユーザー層を想定したタイトルと思われるが、セールスランキングでも存在感を示すことになるのかどうかが注目される。