カヤックとカヤックアキバスタジオ、KDDIのメタバース「αU metaverse」内で生成AIを活用して開催するゲームの企画・開発を担当
カヤック<3904>とカヤックアキバスタジオは、本日(7月4日)、KDDI<9433>のメタバース「αU metaverse」内で生成AIを活用して開催するゲームの企画・開発を担当したことを発表した。
「αU metaverse」総合プロデューサーであるカヤックメタバース事業部長の天野氏が企画・脚本、プロンプトエンジニアリングを、カヤックアキバスタジオが開発を担当している。
本ゲームは、「αU metaverse」内で生成AIのNPC(non player character)とのコミュケーションを軸とした、ミステリー・推理要素が中心のアドベンチャーゲーム。カヤックは、生成AIと本ゲームシステムの中継となるBrainシステムを開発。Brainシステムには、ゲームロジックで必要なプロンプトが保持され、ゲーム進行時の最適化、回答までの時間の短縮化などを可能にするほか、AIから得た情報はYAMLフォーマットでエンコードされるため、プロジェクトの他部分で解析可能になる。また、プレーヤーへの回答は、Amazon PollyというText To Speech APIを利用することによって、テキストベースの回答を音声へ変換し、プレーヤーはAIと音声で対話するような体験を提供している。
カヤックとカヤックアキバスタジオは、長年培ってきたメタバース関連の知見を活かし、AIや音声通信、大規模同時接続技術など先端テクノロジーを活用した技術とコンテンツを提供していく。
■技術概要:生成AIで進化するゲーム体験
本ゲームの中核技術には、生成AIを利用している。そこに、プロンプトエンジニアリングの技術を使って背景情報、ヒント、答えやゲームルールなどをAIが学習。その結果、AIは、ゲームとしての面白さを保ちながら、プレーヤーからの質問に対して的確な回答を提供し、さらにプレーヤーが問題を解決したかどうかなどのゲームの進行状況も把握してくれている。プロンプトエンジニアリングによって、AIの能力を最大限に引き出しゲーム内のキャラクターとコミュニケーションする新たな楽しさが加わっている。
会社情報
- 会社名
- 株式会社カヤック
- 設立
- 2005年1月
- 代表者
- 代表取締役CEO 柳澤 大輔/代表取締役CTO 貝畑 政徳/代表取締役CBO 久場 智喜
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高174億6700万円、営業利益10億2100万円、経常利益10億3800万円、最終利益5億1100万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3904
会社情報
- 会社名
- KDDI株式会社
- 設立
- 1984年6月
- 代表者
- 代表取締役会長 田中 孝司/代表取締役社長 髙橋 誠/代表取締役執行役員副社長 村本 伸一
- 決算期
- 3月
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9433