オルトプラス、子会社OneSportsの国内スポーツゲーム事業などを新設分割してマイネットに8月21日付で譲渡 開発受託・運営受託に経営資源を集中へ
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オルトプラス<3672>は、本日(7月20日)、連結子会社OneSportsの国内におけるスポーツゲーム、スポーツコンテンツサービスなどの企画開発および配信に関する事業を会社分割(新設分割)により新設会社に承継させた上で、新設会社の株式の100%をマイネット<3928>に8月21日付で譲渡することを発表した。譲渡価額は非開示。
同社グループは、スポーツゲームという新たなゲームカテゴリーの獲得による運営タイトルの強化ならびに新たな知見・ノウハウ獲得を目的として、2020年3月にスマートフォン向けスポーツゲームタイトルの企画・開発・運営をおこなうOneSports(2020年3月時点の商号は「株式会社モブキャストプラス」。2020年7月に商号変更)を連結子会社化した。
OneSports の連結子会社によりスポーツゲームタイトルを取得し、それ以降も事業譲受により新たなゲームタイトルの取得をおこなうなど運営タイトル拡充による事業拡大を図るとともに、各運営タイトルにおける人材配置の適正化、子会社への運営移管などによる低コスト化などの施策により運営タイトルの収益改善を進めてきたが、新規タイトルの開発費負担や運営タイトルの課金額の想定を超える減少により、同社グループは、2022年9月期まで9期連続して事業損失を計上している。
このような状況下、現在、同社グループは、収益体質への転換を目指して事業構造の改善を図っており、運営タイトルの選択と集中を強力に推し進めるとともに、安定的に収益が確保できる他社ゲームタイトルなどの開発受託や運営受託を事業の中心へとシフトしつつある。その一環として本事業からの撤退を決定し、本事業を会社分割(新設分割)により新設会社に承継させた上で、新設会社の全株式をマイネットに譲渡することとなった。
同社グループが開発受託・運営受託に経営資源を集中させるため本事業への大きな経営資源の投入が困難な中、マイネットは新規事業として「ファンタジースポーツ」の市場形成と事業確立を目指しており、本事業をマイネットに譲渡することで、本事業の拡大が図れるものと判断し、株式譲渡を行うことを決定した。
なお、この株式譲渡がオルトプラスの2023年9月期の連結業績に与える影響は軽微だが、今後の進捗状況などにより、業績などに影響を与える事象が発生すると判断した場合には、速やかに発表するとしている。
会社情報
- 会社名
- 株式会社オルトプラス
- 設立
- 2010年5月
- 代表者
- 代表取締役CEO 石井 武
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高43億8700万円、営業損益5億5600万円の赤字、経常損益5億2200万円の赤字、最終損益4億2000万円の赤字(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3672
会社情報
- 会社名
- 株式会社マイネット
- 設立
- 2006年7月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 岩城 農
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高87億1700万円、営業利益1億6800万円、経常利益1億2500万円、最終利益1億4300万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3928
会社情報
- 会社名
- 株式会社OneSports
- 設立
- 2020年2月
- 代表者
- 代表取締役 杉野 範和