『SPY×FAMILY』×スマホゲームのコラボ効果をSensor Towerが分析…『白猫』2.5倍、『コトダマン』2倍と収益急増、『モンスト』と『パズドラ』でもインパクト

 

Sensor Tower(センサータワー)は、人気TVアニメ『SPY×FAMILY』とのコラボイベント・キャンペーンを実施したモバイルゲームに関する分析レポートを公開した。モバイルゲームと人気IPとのコラボはいまや定番ともいえる運営施策の一つとなっており、現在も様々な作品で行われている。そしてコラボ前後とのセールスランキングの動きを見ていると、いずれも大きく順位を上げたことが確認できたものの、どの程度の収益に影響を与えたかについては外部からは観測づらいものがあった。レポートでは『SPY×FAMILY』を事例として、複数のタイトルにおける影響を分析している。

まず、レポートでは、コロプラ<3668>『白猫プロジェクト』をあげた。2022年7月29日から8月19日に行い、セールスランキングで29位から6位に上昇し、コラボ時の初週収益と2022年の年間週平均収益と比較して2.5倍と大きく伸びたと推計している。そして、その後、MIXI<2121>の『コトダマン』でも同年10月27日から11月9日にかけて行われ、セールスランキングは159位から21位に急上昇し、初週収益は2.0倍となった。

 

さらにコラボは、MIXI<2121>『モンスターストライク』とガンホー<3765>『パズル&ドラゴンズ』とトップタイトルでも行われた。収益規模の大きいタイトルだけに、さすがに2倍以上になることはないものの、いずれもセールスランキングで1位を獲得し、そして収益に大きなインパクトを与えたとレポートを執筆したHideyuki Tsuji氏は分析している。コラボの大きな成功事例だ。

 

『モンスターストライク』では、2022年5月27日~6月2日に行われた。同コラボ期間中の日本における収益が1700万ドル(24億円)以上を記録した。2022年の週平均収益は1400万ドル(20億円)以上だったが、それを上回る売上を記録した。『パズル&ドラゴンズ』でも2023年6月26日~7月10日に実施し、開始初週の収益は1000万ドル(14億円)以上を記録。2022年の週平均収益は830万ドル(12億円)以上ということを考えると大きな影響を与えた、としている。

 

詳細は下記レポートを確認してほしい。

 

モバイルゲームと人気IPコラボ:SPY✕FAMILYコラボの影響力
https://sensortower.com/ja/blog/collaboration-with-spy-family