DeNA、第1四半期のゲーム事業のセグメント利益は88%減の2億円 既存ゲーム減衰と『takt op.』プロモーション費用で 『キャプ翼』CBTは「順調に進捗」
ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>は、8月9日、2024年3月期 第1四半期の決算発表において、ゲーム事業の売上収益が前年同期比21.6%減の225億円、セグメント利益が同88.2%減の2億円だったことを明らかにした。
売上とともに利益も大きく落ち込んだが、既存タイトル中心の収益となったことに加え、『takt op. 運命は真紅き旋律の街を』の6月28日リリースに向けたマーケティングコストなどが先行して発生したためだ。
『takt op. 運命は真紅き旋律の街を』の初動についてはセールスランキングで上位に入ったが、「着実なスタート」と評価しているという。今後、中国本土でのリリースに向けた準備を進めている。
このほか、『HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター)』題材のスマホゲームについては、先行して繁体字圏で運営しており、2024年3月期中に中国本土でのリリースを目指す。すでに中国での版号は取得済み。
これ以外にも今期中のリリースを目指して『キャプテン翼』の新作について複数地域でクローズドβテストを実施した。こちらも「順調に進捗している」(会社側)。展開地域など詳細は今後決定する考えだ。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
- 設立
- 1999年3月
- 代表者
- 代表取締役会長 南場 智子/代表取締役社長兼CEO 岡村 信悟
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上収益1367億3300万円、営業損益282億7000万円の赤字、税引前損益281億3000万円の赤字、最終損益286億8200万円の赤字(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2432