【ゲーム株概況(8/17)】新株予約権の発行による資金調達を発表したenishが希薄化懸念で4日続落 GENDAが上げ幅を拡大して4日続伸
8月17日の東京株式市場では、日経平均は続落し、前日比140.82円安の3万1626.00円で取引を終えた。7月の米FOMC(連邦公開市場委員)の議事要旨が公表され、追加利上げの可能性への警戒感が高まったことで前日の米国市場が下落した流れが国内市場にも波及し、日経平均の下げ幅は一時400円超に達する場面があった。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、ガーラ<4777>やIGポート<3791>、エクストリーム<6033>などが買われた。エクストリームは、第1四半期の好決算発表を引き続き評価する流れとなっているようだ。
周辺株では7月28日に上場したニューフェースであるGENDA<9466>が上げ幅を拡大して4日続伸した。
半面、前日8月16日にバークレイズ・バンクを割当先とした第16回新株予約権を発行し、約11億円を調達すると発表したenish<3667>が下げ幅を拡大して4日続落した。enishは、発行する新株予約権が議決権ベースで約25%という潜在株式数となっており、希薄化への懸念が強く意識される格好になったようだ。
また、サイバーエージェント<4751>やKLab<3656>、カヤック<3904>など幅広い銘柄が年初来安値を更新した。
ほか、新作『炎炎ノ消防隊 炎舞ノ章』が予想下回る推移となっていることが先日の決算発表で明らかになったモブキャストHD<3664>の下げもきつい。
会社情報
- 会社名
- 株式会社enish
- 設立
- 2009年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 安徳 孝平
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高35億800万円、営業損益12億600万円の赤字、経常損益12億6500万円の赤字、最終損益13億7400万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3667
会社情報
- 会社名
- 株式会社エクストリーム
- 設立
- 2005年5月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 佐藤 昌平
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高102億1700万円、営業利益10億9700万円、経常利益14億4800万円、最終利益10億3400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 6033