【ゲーム株概況(8/18)】米金利高や中国景気安が市場心理圧迫 GENDAなど直近IPOに短期資金 目標株価引き上げのバンナムHDも続伸

8月18日の東京株式市場は続落。日経平均株価は、前日比175円24銭安の3万1450円76銭で取引を終えた。米国の金利上昇基調や中国経済の先行き不透明感が投資家心理を圧迫したという。恒大集団が米国連邦破産法第15条の適用を申請したと報じられたことも警戒され、買い向かう動きは限定的だった。手詰まり感が強く、週末ということもあり、個別材料株や直近IPOなど値動きの軽い銘柄に短期資金が向かった。

こうしたなか、ゲーム関連株を見ると、バンダイナムコホールディングス<7832>が続伸。一時3480円まで買われた。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が同社株のレーティング「オーバーウエート」の据え置きとしたうえで、目標株価を4300円から4700円に引き上げたと観測されている。大手ゲームではコーエーテクモホールディングス<3635>も高い。

GENDA<9166>が大幅続伸。上場来高値2537円に迫る動きとなっている。直近IPO関連の一角として短期資金が入ったと観測されているほか、リオープン・インバウンド関連として注目を集めているもよう。jig.jp<5244>などもその流れで買われた。

円谷フィールズホールディングス<2767>が大幅続伸。8月8日につけた年初来高値を更新した後、株価は大きく下落したが、売られすぎとの見方からここにきて自律反発狙いの買いが入ったもよう。

他方、クルーズ<2138>が3日続落となったほか、Aiming<3911>も後場に入って急落。決算発表後に買われていたが、直近の下落で決算発表前の水準に戻った。ブシロード<7803>が年初来安値を更新。