【先行レビュー】『ウマ娘 プリティーダービー』新シナリオ体験会を開催! 新トレーニング「SSマッチ」の爽快感はトップクラス!


Cygames
は、『ウマ娘 プリティーダービー』において、8月中に公開される新育成シナリオ「プロジェクトL'Arc」のメディア向け体験会を開催した。本稿では、体験会で判明した内容をレポートしていく。

■ついに海外進出! 目指すは凱旋門! 海外適性が命運を握る新シナリオ

Cygamesが運営する育成ゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』は、20238月でサービス開始から2.5周年が経過する。記念すべき2.5周年を迎えるにあたり、新育成シナリオ「Reach for the stars プロジェクトL’Arc」を公開することが発表されている。

8月9日には、サイゲームスオフィスにて、この新シナリオのメディア体験会が開催された。ここからは、実際にプレイした感想とともに、新シナリオのストーリーやシステムを紹介していく。

今回のシナリオのストーリーは、ついに海外レースへの挑戦がゲーム内でも描かれる。これまで、アニメや漫画といったメディア作品内では語られていたが、ゲーム内で海外レースが登場するのはこれが初めてとなる。

最終目標は、海外レースのなかでも最高峰とされる「凱旋門賞」だ。「凱旋門賞」に勝利するウマ娘を育成するべく、トレセン学園で発足したのが「プロジェクトL’Arc」。プレイヤーは、「プロジェクトL’Arc」に参加してパートナーのウマ娘とともに「凱旋門賞」優勝を目指していく。


今回、新キャラクターとして登場するのは「プロジェクトL’Arc」責任者の佐岳メイ(CV:堀江由衣)、海外のライバルウマ娘として登場するヴェニュスパーク(CV:折原日菜)、リガントーナ(CV:井料愛良)の3人だ。


▲佐岳メイ(CV:堀江由衣)


▲ヴェニュスパーク(CV:折原日菜)


▲リガントーナ(CV:井料愛良)

今回の新シナリオでは、育成ウマ娘ごとの達成目標が存在せず、「プロジェクトL’Arc」用の目標が設定される。過去のシナリオ「Make a new track!!~クライマックス開幕~」と似た仕様だ。

目標として必ず戦わないといけないレースは6つ。クラシック期5月後半の「日本ダービー」、クラシック期9月後半の海外レース「ニエル賞」。シニア期6月後半の「宝塚記念」、シニア期9月前半の「フォワ賞」。そして、クラシック、シニアともに10月前半に開催される2回の「凱旋門賞」となる。

また、目標とは別に「L’Arc代表交流戦」が開催される。「アオハル杯 ~輝け、チームの絆~」のアオハル杯レースのようなもので、今回はジュニア期12月後半、クラシック期6月後半、シニア期3月後半、シニア期6月後半に開催される。


これらのレースはすべて、中距離で芝のレースとなっている。となると、「適性が中距離・芝じゃないウマ娘はどうなるんだ?」と思う方もいるだろう。ここで、今シナリオの特殊システム「海外適性」の出番だ。

これは、トレーニングやレースを通して獲得できる「適性Pt」を使用して、目標レースにおいてのパラメータや適性を向上させるというもの。例えば「ロンシャン適性」のレベルを上げると、芝の適性がB以下のウマ娘は該当レース中だけ芝適性がAまで上がるといった具合だ。

また、海外レースでは慣れない環境のせいでウマ娘たちが実力を発揮できないという設定が色濃くでており、海外適性のレベルを上げないと強烈なデバフがついた状態での挑戦となってしまう。このデバフも「海外適性」のレベルアップで恒久的に解除できる。どんなに強く育成できたとしても「海外適性」を上げないと海外レースで勝つことはできないだろう。


では次に、海外適性強化のための「適性Pt」の手に入れ方を確認していく。今回のシナリオではサポートメンバーにスターゲージというものが表示される。これは一緒にトレーニングをすると1ポイント増加する(友情トレーニング発生時は2つ上昇することあり)。

スターゲージが3本たまったメンバーとは「SSマッチ」という「プロジェクトL’Arc」限定のトレーニングが行える。これは、スターゲージが満タンのサポーターとレース行い、その結果によってパラメータや適性Ptの上昇、スキルヒントやコンディションを獲得できるというもの。

条件は不明だったがより効果の高い「SSSマッチ」に発展することもあった。またL'ArcメンバーごとにSSマッチ勝利時に追加効果が発生するのも嬉しい点。パラメータ上昇や体力回復など様々な効果がある。「SSマッチ」1回で得られるアドバンテージがとにかく大きいため、大幅な成長を実感できるのは爽快!


また、「SSマッチ」で上昇するもののなかに「サポーターPt」というものがある。これは海外レースを応援してくれるファンからの応援を視覚化したようなもので、達成目標のなかにサポーターPtを一定以上獲得するという内容が含まれるため、ちゃんと稼いでおかないと育成失敗になってしまう。

もう1点、「プロジェクトL’Arc」ならではの要素として、夏の合宿が無い代わりに海外遠征にいくことになる。合宿同様に特別なレーニングが行えるだけでなく、海外適性を上げておくと遠征中のトレーニング効果がアップするため、この期間のパラメータ上昇量は非常に大きい。

トレーニングの内容やお出かけも独自のものになっているため、アニメーションもこれまでに見たことがない内容になっているので、そこも楽しみにしていてほしい。海外遠征の期間は夏合宿と違い、7月前半からスタートしたあと海外レースが終わる10月前半までが遠征期間となる。


トレーニングに関する内容は以上となる。他に気になる点といえば、やはり海外レースの内容だろう。「ニエル賞」、「フォワ賞」、「凱旋門賞」は海外で開催されるレースということで、レース中の演出や表示される情報ウィンドウのデザインなどもすべて海外レース仕様に変更されている。

レース開始直後に俯瞰から見るアングルや、ウマ娘のカットインなどなど、これまでにない演出も盛り込まれているので、是非一度は最初からレースをじっくり見てみることをおすすめする。

そして、これらのレースには当然シナリオ限定のライバルとしてヴェニュスパークやリガントーナも出走してくる。他のライバルよりもかなり強力で、まだこちらの海外適性が揃い切っていない、クラシック級でのレースでは手ごわいレースを味わえるだろう。



とにかく、今回の育成の肝となるのは「海外適性」だ。これをしっかり上げておかないことには海外レースでの勝利はありえないと言ってもいいだろう。しかし、「海外適性」を揃えること自体はそこまで難しいことではなく、ちゃんとL'Arcメンバーのスターゲージを上げながら5人揃っての「SSマッチ」、「SSSマッチ」を繰り返していくことで自然と強いウマ娘に仕上がっていく。


任意のタイミングで効果の高いトレーニングができるという意味では、プレイ感覚はとても爽快感のある内容だった。海外レースを中心にしたストーリーであることが発表された際に懸念されていた、距離や馬場の適性についても全ウマ娘共通のわかりやすい解決法があるため、どのウマ娘であっても心配することなく育てられるのはとても嬉しい。

詳細な数値やバランスについては言及できないものの、これまでのシナリオ以上に強いウマ娘が育てられそうな予感をさせられるシナリオになっていた。これを読んだ方々にも是非新シナリオのリリースを楽しみにしていてほしい。

(取材・文 ライター:宮居春馬)

■『ウマ娘 プリティーダービー』 

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