【ゲーム株概況(9/1)】目標株価引き上げのタカラトミー年初来高値更新　まんだらけは月次好調も先回り買いで売りものに押される

9月1日の東京株式市場は5日続伸。日経平均株価は、前日比91円28銭高の3万2710円62銭で取引を終えた。中間配当を意識した買いが割安銘柄や高配当銘柄に買いが入り、TOPIXは終値ベースで年初来高値を更新した。ただ、米国雇用統計の発表を控えていることや週末ということもあり、買い一巡後は模様眺めムードが広がり、もみあいに終止した。

こうしたなか、ゲーム関連株を見ると、決算シーズン終了後ということもあり、手がかり材料に乏しく、テクニカル的な観点からの需給改善や自律反発への思惑で買われた銘柄が目立った。バンク・オブ・イノベーション(BOI)<4393>やオルトプラス<3672>、マイネット<3928>、ブシロード<7803>などが高い。

レーティングや目標株価の変更された銘柄では、タカラトミー<7867>が年初来高値を更新した。SMBC日興証券が同社株のレーティング「1」の継続とし、目標株価を2000円から2800円に引き上げたとの観測がでており、手がかり材料となったようだ。また、大和証券が目標株価を6100円から6600円に引き上げたSANKYO<6417>も反発。

他方、クルーズ<2138>やギークス<7060>、ケイブ<3760>が戻り待ちの売りに押された。前日に7月の月次決算が好調だったまんだらけ<2652>もさえない。月次決算の発表に合わせて先回り買いが入っていたとの観測も出ている。