MMD研究所、日米韓20~30代のマンガ利用調査 5割以上が月1回以上読む 半年に1回以上読む人で日本作品の閲覧経験は米62%、韓77%に

MMDLaboが運営するMMD研究所は、GMOリサーチが提供する海外パネルを利用し、予備調査では日本、アメリカ、韓国に住む20歳~39歳の男女、本調査では半年に1回以上マンガを読むもしくはアニメを見る人を対象に2023年7月18日~7月23日の期間で「日米韓3ヶ国比較:マンガ・WEBTOON・アニメに関する動向調査」を実施し、その結果をまとめた。第1弾のマンガ編となる。

※予備調査では日本は671人、アメリカは568人、韓国は576人に調査を実施し、人口分布に沿ってウエイトバック集計を行った。
※本調査では半年に1回以上マンガを読むもしくはアニメを見る人(日本は484人、アメリカは452人、韓国は475人)に調査を実施し、予備調査の結果をもとにウエイトバック集計を行った。

 

【調査結果サマリー】
20代~30代がマンガを月に1回程度以上読む割合
マンガを半年に1回以上読む人の閲覧方法
マンガを半年に1回以上読む人が最も閲覧する媒体
マンガを半年に1回以上読む人の日本マンガ作品閲覧経験
マンガを半年に1回以上読む人がマンガに対する月の課金額

 

■20代~30代がマンガを月に1回程度以上読む割合

・日本51.2%、アメリカ54.0%、韓国61.4%

日米韓に住むスマートフォン、タブレット、PCいずれかを所有する20歳~39歳の男女(日本655人、アメリカ566人、韓国576人)を対象に、マンガ(日本のマンガに限らない)を読む頻度を聞いたところ、月に1回程度以上読む人の割合は、日本(n=655)は51.2%、アメリカ(n=566)は54.0%、韓国(n=576)は61.4%となった。

  

■マンガを半年に1回以上読む人の閲覧方法

・日本「アプリ(58.6%)」「紙媒体(48.9%)」「電子書籍(34.6%)」
・アメリカ「アプリ(72.5%)」「ブラウザ(70.8%)」「電子書籍(70.5%)」
・韓国「アプリ(76.2%)」「ブラウザ(71.9%)」「電子書籍(42.9%)」

予備調査から抽出した、半年に1回以上マンガを読むもしくはアニメを見る20歳~39歳男女(日本484人、アメリカ452人、韓国475人)を対象に、マンガを読む頻度を聞いたところ、半年に1回以上読むと回答したのは日本(n=484)が82.9%、アメリカ(n=452)が78.6%、韓国(n=475)が89.1%となった。

次に、半年に1回以上マンガを読む20歳~39歳男女(日本401人、アメリカ355人、韓国423人)を対象に、マンガを読む方法を聞いたところ(複数回答可)日本(n=401)は「アプリ」が最も多く58.6%、次いで「紙媒体」が48.9%、「電子書籍を購入&ダウンロード」が34.6%となった。アメリカ(n=355)は「アプリ」が72.5%で最も多く、次いで「ブラウザ」が70.8%、「電子書籍を購入&ダウンロード」が70.5%となった。韓国(n=423)は「アプリ」が76.2%と最も多く、次いで「ブラウザ」が71.9%、「電子書籍を購入&ダウンロード」が42.9%となった。

  

■マンガを半年に1回以上読む人が最も閲覧する媒体

・デジタル媒体は日本73.3%、アメリカ64.5%、韓国90.7%
・紙媒体は日本26.7%、アメリカ35.5%、韓国9.3%

半年に1回以上マンガを読む20歳~39歳男女(日本401人、アメリカ355人、韓国423人)を対象に、最もマンガを読む方法を聞いたところ、デジタル媒体と回答したのは(「電子書籍を購入&ダウンロード」「アプリ」「ブラウザ」の合算割合)、日本(n=401)が73.3%、アメリカ(n=355)が64.5%、韓国(n=423)が90.7%となった。韓国は日本とアメリカと比べてデジタル媒体でマンガを読んでいる割合が高いことがわかった。

 

 

■マンガを半年に1回以上読む人の日本マンガ作品閲覧経験、アメリカ62.4%、韓国77.1%

半年に1回以上マンガを読む20歳~39歳男女(日本401人、アメリカ355人、韓国423人)を対象に、読んだことのあるマンガが制作された国を聞いたところ(複数回答可)、日本(n=401)は「日本」が93.9%と最も多く、次いで「韓国」が10.1%、「アメリカ」が8.2%となった。アメリカ(n=355)は、「アメリカ」が87.3%と最も多く、次いで「日本」が62.4%、「韓国」が36.7%となった。韓国(n=423)は「韓国」が91.2%と最も多く、次いで「日本」が77.1%、「アメリカ」が32.9%となった。

  

■マンガを半年に1回以上読む人がマンガに対する月の課金額

・日本、韓国は「0円」「1円~1,000円」
・アメリカは「1,001円~3,000円」「3,001円~5,000円」がボリュームゾーン

半年に1回以上マンガを読む20歳~39歳男女(日本401人、アメリカ355人、韓国423人)を対象に、マンガを読むことに対して1ヶ月間でかける金額を聞いたところ、日本(n=401)は「0円」が38.7%と最も多く、次いで「1円~1,000円」が35.9%となった。アメリカ(n=355)は「1,001円~3,000円」が31.2%と最も多く、次いで「3,001円~5,000円」が20.6%となった。韓国(n=423)は「0円」が44.2%と最も多く、次いで「1円~1,000円」が30.9%となった。

 
※アメリカの金額に関しては「1ドル=140.8円」、韓国の金額に関しては「1ウォン=0.1円」で計算している。(調査設計時のレート)

※本調査レポートは小数点以下任意の桁を四捨五入して表記しているため、積み上げ計算すると誤差がでる場合がある。
※回答者の属性は会員登録後に無料レポートより確認できる。

 

【調査概要】
「日米韓3ヶ国比較:マンガ・WEBTOON・アニメに関する動向調査~マンガ編~」
調査期間:2023年7月18日~7月23日
有効回答:<予備調査>日本671人、アメリカ568人、韓国576人 ※人口構成比に合わせてウエイトバックを実施
     <本調査>日本484人、アメリカ452人、韓国475人 ※予備調査結果に基づきウエイトバックを実施
調査方法:インターネット調査
調査対象:<予備調査>日本、アメリカ、韓国に住む20歳~39歳の男女 
     <本調査>半年に1回以上マンガを読むもしくはアニメを見る人
設問数 :<予備調査>2問<本調査>13問

 

■ 今回調査した全設問

<予備調査>
SC1 あなたが持っているデバイスをすべて教えてください。
SC2 あなたはマンガもしくはアニメ(映像)を見ますか?見る方は見る頻度を教えてください。

<本調査>
Q1 マンガを半年に1回以上読む方にお伺いします。あなたがマンガを読む形式をすべて教えてください。また最も頻度高く読んでいる方法を1つだけ教えてください。
Q2 あなたが読んだことのあるマンガが制作された国をすべて教えてください。またそのなかであなたが最も好んで読む作品を制作している国を教えてください。
Q3 あなたが見たことがあるアニメが制作された国をすべて教えてください。またそのなかであなたが最も好んで見る作品を制作している国を教えてください。
Q4 あなたが利用したことがあるコミックアプリ・サービスをすべて教えてください。またその中で1ヶ月に1回以上利用しているコミックアプリ・サービスをすべて教えてください。
Q5 あなたが最も利用しているコミックアプリ・サービスを1つだけ教えてください。
Q6 あなたはコミックアプリ・サービスでマンガを読む時、下記の形式で読んでいますか?縦読みマンガ(WEBTOON)、横読みのマンガの形式で読んでいる場合は、読んでいる頻度を教えてください。
Q7 あなたが最も読むコミックアプリ・サービス「Q5回答選択肢表示」を読む理由をすべて教えてください。
Q8 あなたがマンガを読んだりアニメを見たり、またそれらに関連するグッズ購入などに対して1ヶ月間でかける金額を教えてください。
Q9 あなたがよく見るマンガ・アニメ(映像)のジャンルをすべて教えてください。
Q10 あなたが興味のあるアニメやマンガなどのコンテンツがあり、複数のフォーマット(アニメ版、マンガ版)でそのコンテンツが提供されていた場合、あなたはどのフォーマットを選びますか?最も選ぶであろうフォーマットを1つだけ教えてください。
Q11 あなたが興味のあるマンガタイトルがあり、そのタイトルが縦読みマンガ形式(WEBTOON)と横読みマンガ形式(従来型)で提供されている場合、あなたはどちらで読みたいと思いますか?
Q12 マンガもしくはアニメで日本のコンテンツを見たことがある方にお伺いします。日本のアニメやマンガをきっかけに、あなたが起こした行動としてあてはまるものをすべて教えてください。
Q13 あなたが日本のアニメやマンガの情報を得る場所をすべて教えてください。