KLab、Fortniteを皮切りにメタバース向けコンテンツ事業に参入へ これまでに培ってきたゲーム開発の知見を活かして自社で企画・制作・提供を目指す
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KLab<3656>は、本日(9月19日)、これまでに培ってきたゲーム開発の知見を活かし、Fortniteを皮切りにメタバース向けコンテンツ事業に参入することを発表した。
同社は、これまでに培ってきたゲーム開発における知見、ユーザーエンゲージメント向上のノウハウ、近年取り組んでいるカジュアルゲーム開発で培った多くのプレイヤーが楽しめるゲームデザインを活かし、FortniteやRobloxを始めとしたメタバースプラットフォーム向けのコンテンツを、自社で企画・制作・提供していく。
FortniteとRobloxは、20代以下がコアユーザー層の次世代コンテンツの1つであり、今後更なる規模の拡大とユーザー熱量の高まりが期待される。
◆参入の背景
<プラットフォームの盛り上がり>
Fortniteは、Epic Gamesが提供している世界中で人気のTPSゲーム。月間アクティブユーザーは7,000万人と言われており、全世界で5億人を超えるユーザー総数を誇る、世界最大級のメタバースプラットフォームとして急速に成長している。2023年3月にベータ版がリリースされた「Unreal Editor for Fortnite(UEFN)」により、Fortnite内で遊べるコンテンツがよりスピード感をもって開発できるようになった。
Robloxは、Roblox Corporationが提供しているオンラインゲーミングプラットフォームおよびゲーム作成システム。最近では、Roblox Studioへの会話型生成AI「Roblox Assistant」の導入、PlayStation、Meta Quest への対応が発表され話題となった。
公式の発表では、2023年6月末までの四半期終了時点で、6,550万人ものユーザーが毎日平均2時間30分をRobloxで費やしている。
<収益獲得の仕組み>
第一弾での参入を予定しているFortniteでは、作成したマップが遊ばれた人数・時間に応じて収益を得ることが可能だ。公式の発表では、トップクリエイターは既に年換算で1,000万ドル以上に相当する収益をあげている。Robloxも同様に、クリエイターが作成したコンテンツの利用等に基づいて収益が分配される。
会社情報
- 会社名
- KLab株式会社
- 設立
- 2000年8月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 森田 英克/代表取締役副会長 五十嵐 洋介
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高107億1700万円、営業損益11億2700万円の赤字、経常損益7億6100万円の赤字、最終損益17億2800万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3656