セルシス<3663>は、9月26日に公開した「CLIP STUDIO PAINT」の最新バージョンVer.2.2.0で、3D機能やアニメーション機能の強化・改善や、DC3コンテンツを扱う新サービス「CLIP STUDIO MONO」への対応など、多数の機能アップデートを行った。Ver.2.2.0は、将来のバージョンに搭載される新機能を先行して利用できる機能追加アップデートで、月額利用プラン/アップデートプランを利用の人が使用できる。
主なアップデート内容はこちら
https://www.clipstudio.net/ja/dl/release_note/v2/
◆主なアップデート
■3D機能の強化
3Dデッサン人形の体型がより詳細に設定できるようになり、奥行きや厚みの調整も可能になった。また、3DアバターやVTuberのモデル等に使われているVRM形式の3Dファイルの読み込みにも対応した。
■DC3コンテンツを扱う新サービス「CLIP STUDIO MONO」連携機能
「CLIP STUDIO MONO」は CLIP STUDIO PAINTで制作したデジタル作品を「唯一無二」のコンテンツとして流通させることができる新しいサービス。CLIP STUDIO PAINTで制作した作品を、簡単に登録・出品することができる。本サービスは、プレビューリリースとしての提供になり、セルシスグループの&DC3が提供する「DC3ソリューション」を利用している。
■シンプルモードの操作性を向上
2023年6月に対応した、モバイルデバイスでの使用に最適なインターフェースであるシンプルモードの使用時に、「CLIP STUDIO ASSETS」素材をより使いやすくする改善を行った。今まで「CLIP STUDIO PAINT」がターゲットとしていたユーザー層が、無料アプリやシンプルな機能のアプリがターゲットとする、若年層やエントリーユーザーを中心としたユーザー層にまで広げる改善を行っている。
■画像超解像による画像拡大機能
画像解像度を変更する際に、AI技術を使用し、従来よりなめらかな画質で拡大できるようになった。
■アニメーション機能の改善
アニメーションフォルダー内でレイヤーの追加・削除を感覚的に行える設定が追加され、より簡易的な工程でのアニメーション制作が可能になった。
その他にも、サブビューパレットの登録画像一覧機能、ナビゲーターパレットのカラープロファイルプレビュー対応、画像書き出し時のウォーターマーク機能などの機能アップデートを行っている。
