【ゲーム株概況(10/5)】ANYCOLORが大幅反発 新店開店のGENDAや6-8月決算銘柄も高い ファルコムは投げに押されて大幅反落

10月5日の東京株式市場は6営業日ぶりに反発。日経平均株価は、前日比548円48銭高の3万1075円36銭で取引を終えた。米国長期金利の上昇が一服したことに加え、それを受けた米国株式市場の上昇を好感して朝方から買い優勢だった。また自律反発狙いの買いやショートカバーも入ったもよう。ただ、米国連邦議会運営への不安や雇用統計への警戒感は依然としてくすぶっているという。
こうしたなか、ゲーム関連株を見るとほぼ全面高商状となった。全体相場と同じく、直近の下落を受けての自律反発狙いの買いやショートカバーが入った模様だ。
そのなかでも、ANYCOLOR<5032>が4日ぶりに大幅反発した。全体地合いの好転に加え、運営中のVTuber養成プログラム「バーチャル・タレント・アカデミー」の活動を再開すると発表したことが市場の関心を集めたようだ。カバー<5253>も買われた。

GENDA<9166>も反発。子会社のGENDA GiGO Entertainmentは、北海道札幌市に「GiGO札幌駅西口」を10月5日にオープンすると発表したことが手がかり。「GiGO札幌駅西口」は、JR北海道の駅の中で最も利用客数の多い「JR札幌駅」西改札口から徒歩5分の好立地に位置するという。
23年6~8月決算発表が近づいていることもあり、買取王国<3181>やシリコンスタジオ<3907>、サイバーステップ<3810>、エディア<3935>なども高い。
他方、イー・ガーディアン<6050>が大幅続落。チェンジホールディングス<3962>が同社株の公開買付を行うと発表して以来、買付価格3000円を意識した展開が続いていたが、昨日公開買付が終了したことを受けて、下値を模索する動きとなっている。

また、日本ファルコム<3723>が大幅反落。『英雄伝説 閃の軌跡III&IV』と『英雄伝説 黎の軌跡』の海外言語版の発売決定を手がかりとして買われたものの、この日は前日の上昇分を打ち消す下落幅となった。全体相場が強かったこともあり、投げを誘う格好となったようだ。他方、海外販売を手掛けるNIS Americaの親会社である日本一ソフトウェア<3851>は反発。

会社情報
- 会社名
- 日本ファルコム株式会社
- 設立
- 1981年3月
- 代表者
- 代表取締役社長 近藤 季洋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高26億1200万円、営業利益13億4000万円、経常利益13億6400万円、最終利益9億300万円(2025年9月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3723
会社情報
- 会社名
- イー・ガーディアン株式会社
- 設立
- 1998年5月
- 代表者
- 代表取締役社長 高谷 康久
- 決算期
- 9月
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 6050
会社情報
- 会社名
- ANYCOLOR株式会社
- 設立
- 2017年5月
- 代表者
- 田角陸
- 決算期
- 4月
- 直近業績
- 売上高428億7600万円、営業利益162億7900万円、経常利益162億1400万円、最終利益115億1000万円(2025年4月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 5032
会社情報
- 会社名
- 株式会社GENDA
- 設立
- 2018年5月
- 代表者
- 代表取締役会長 片岡 尚/代表取締役社長 申 真衣
- 決算期
- 1月
- 直近業績
- 売上高1117億8600万円、営業利益79億6500万円、経常利益73億0500万円、最終利益33億0400万円(2025年1月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 9166