スクエニHD、9月中間決算は営業益33%減の173億円 『FF16』など新作投入で増収も開発費や広告宣伝費の負担で減益に アミューズメント好調

スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>は、11月7日、2024年3月期 第2四半期累計(23年4月~23年9月)の連結決算を発表し、売上高1720億4600万円(前年同期比5.3%増)、営業利益173億3700万円(同33.4%減)、経常利益261億2400万円(同42.1%減)、最終利益166億2300万円(同57.9%減)と増収・大幅減益だった。

・売上高:1720億4600万円(同5.3%増)
・営業利益:173億3700万円(同33.4%減)
・経常利益:261億2400万円(同42.1%減)
・最終利益:166億2300万円(同57.9%減)

 

 

■デジタルエンタテインメント事業

・売上高:1220億4600万円(同4.2%増)
・営業利益:155億2000万円(同36.9%減)

デジタルエンタテインメント・コンテンツは、顧客のライフスタイルにあわせて、家庭用ゲーム機(携帯ゲーム機含む)、PC、スマートデバイス等、多様な利用環境に対応している。

第2四半期累計は、HD(High-Definition)ゲームにおいて、「FINAL FANTASY XVI」、「ファイナルファンタジー ピクセルリマスター」等を発売したことにより、前年同期比で増収となった。ただし、開発費の償却負担や広告宣伝費の増加などで減益となった。

MMO(多人数参加型オンラインロールプレイングゲーム)は、前年同期比で減収となった。

スマートデバイス・PCブラウザ等をプラットフォームとしたコンテンツにおいては、6月に「ドラゴンクエストチャンピオンズ」、9月に「FINAL FANTASY VII EVER CRISIS」のサービスを開始したものの、既存タイトルの弱含み等により、前年同期比で減収となった。

 

■アミューズメント事業

・売上高:284億9900万円(同10.2%増)
・営業利益:32億7900万円(同28.7%増)

アミューズメント施設の運営、並びにアミューズメント施設向けの業務用ゲーム機器・関連商製品の企画、開発及び販売を行っている。第2四半期累計は、既存店売上高が前年を上回ったことにより、前年同期比で増収増益となった。

 

■出版事業

・売上高:144億9300万円(同1.3%減)
・営業利益:55億2100万円(同8.8%減)

コミック雑誌、コミック単行本、ゲーム関連書籍等の出版、許諾等を行っている。第2四半期累計は、前年同期比で減収減益となったものの、全体として底堅く推移した。

 

■ライツ・プロパティ事業

・売上高:83億7200万円(同12.7%増)
・営業利益:18億7000万円(同5.4%増)

主として同社グループのコンテンツに関する二次的著作物の企画・制作・販売及びライセンス許諾を行っている。第2四半期累計は、有力IPにかかる新規キャラクターグッズの販売が好調だったこと等によって、前年同期比で増収増益となった。

 

■2024年3月期の業績見通し

2024年3月期の業績は、売上高3600億円(前期比4.9%増)、営業利益550億円(同24.1%増)、経常利益550億円(同0.5%増)、最終利益385億円(同21.9%減)、EPS321.68円を見込む。

・売上高:3600億円(同4.9%増)
・営業利益:550億円(同24.1%増)
・経常利益:550億円(同0.5%増)
・最終利益:385億円(同21.9%減)
・EPS:321.68円

計画に対する進捗率は、売上高47.8%、営業利益31.5%、経常利益47.5%、最終利益43.2%となっている。

・売上高:47.8%
・営業利益:31.5%
・経常利益:47.5%
・最終利益:43.2%

株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス
https://www.hd.square-enix.com/jpn/

会社情報

会社名
株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス
設立
1975年9月
代表者
代表取締役社長 桐生 隆司
決算期
3月
直近業績
売上高3563億4400万円、営業利益325億5800万円、経常利益415億4100万円、最終利益149億1200万円(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
9684
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