セルシス<3663>は、この日(11月8日)、「CLIP STUDIO PAINT」のサブスクリプション契約売上のARRが2024年10月末で30億円※を超えたことを明らかにした。「CLIP STUDIO PAINT」の総売上に対する、サブスクリプションの比率は2023年10月末時点で66%となった。また、前年同月から1年間の成長率も25%となり、高い成長率を維持しているという。
「CLIP STUDIO PAINT」は、2012年にパッケージ製品として、ライセンスを買い切り販売する形で提供開始したが、2017年より毎月または毎年定額を支払うことで「CLIP STUDIO PAINT」をいつでも利用できる、サブスクリプションモデルのSaaSサービスの提供も行っている。(サブスクリプションモデルの収益化は2018年より)
サブスクリプションモデルでのライセンス提供は、廉価で利用開始の敷居を下げる反面、一括でまとまった金額のライセンス料を徴収する買い切りモデルに比べ、短期的には収益効果が低くなる。
しかし、継続して利用することで中・長期においては安定した収益が期待できるため、引き続きサブスクリプションモデル契約の増加を目指していく。
会社情報
- 会社名
- 株式会社セルシス
- 設立
- 1991年5月
- 代表者
- 代表取締役社長 成島 啓
- 決算期
- 3月
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3663