【ゲーム株概況(12/5)】11月上昇後のスピード調整、上値の重い ケイブやカヤック、壽屋が年初来安値更新 サイバー反発、セガサミーとスクエニ下落

12月5日の東京株式市場は3日続落。日経平均株価は、前日比455円45銭安の3万2775円82銭で取引を終えた。前日の米国株式市場でハイテク株の売られた流れを受けて、半導体関連や指数寄与度の大きい銘柄を中心に売られた。東京エレクトロンやアドバンテスト、ファーストリテイリング、ソフトバンクグループが下げた。11月の上昇後のスピード調整という側面が強く、大型株やグロース株の上値の重さが目立つという。

こうしたなか、ゲーム関連株はほぼ全面安商状だった。円谷フィールズホールディングス<2767>やオルトプラス<3672>、ケイブ<3760>、日本一ソフトウェア<3851>、カヤック<3904>、壽屋(コトブキヤ)<7809>、ウェルプレイド・ライゼスト<9565>などが年初来安値を更新。他方、東映アニメーション<4816>が年初来高値を更新したが、買い一巡後は利食い売りに押されてマイナスで引けた。

個別で見ていくと、サイバーエージェント<4751>が5日ぶりに反発。岡三証券が目標株価は1000円を据え置いたものの、レーティングを「中立」から「強気」に格上げしたことが手がかり材料視されている。

レーティング関連では、セガサミーホールディングス<6460>とスクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>がさえない。SMBC日興証券がセガサミーHDのレーティング「2」継続とし目標株価を2800円から2500円に引き下げ、スクエニHDについてもレーティング「1」継続とし、目標株価を8000円から7300円に引き下げた。

また、モイ<5031>が3日続伸。12月4日にライブ配信サービス「ツイキャス」と連動する音楽レーベル「Moi Records」(モイレコーズ)を発足したことを発表したことが手がかりとなった。