マップボックス・ジャパン、高性能で美しい表現が特徴の3D地図「Mapbox Standard」を正式リリース

マップボックス・ジャパンは、デジタル地図開発プラットフォーム「Mapbox」で、高性能で美しい地図表現が可能な 3D 機能「Mapbox Standard」を本日12月5日より正式に提供を開始した。Mapbox のアカウント所有者は、最新の Mapbox GL JS v3、Mobile Maps SDK v11および、Mapbox Studio で3D 機能を利用できる。

同プロダクトは、2023年8月10日から Mapbox のアカウント保有者に向けベータ版を提供していたが、今回の正式リリースに伴い対応都市を67都市に増やした。日本エリアでは既に対応済みの東京に加え、来年には横浜・名古屋・札幌・大阪の主要都市を追加予定。これにより、より多くの都市やランドマークを高性能な3D で表現することができる。

Mapbox Standard は、ユーザーの位置情報に基づいて日照による影の動きを表現するライティング機能と、ランドマークとなる建物の3D 表示や照明の変化を地図上に反映させる3D ランドマーク機能の利用ができる。正式リリースでは、ユーザーからの要望に基づき、ラベルや霧などの細かい表示位置設定を追加した。現実世界に近い高性能な地図表現で、視覚的・直感的に理解しやすいナビゲーションの実現や、デジタルツインによるデータ管理・分析などにも貢献する。

 

■太陽の動きを自然に演出する「ライティング機能」

Mapbox Standard には、昼夜だけでなく夕暮れや夜明けを表現する照明プリセットが実装されており、1日を通した太陽移動やユーザーの位置情報に基づいた日照による影の動きを、地図上で表現することができる。また、日照変化は自動的に反映されるため開発も容易。

 

■地図の理解を向上させる「3D ランドマーク機能」

Mapbox Standard には、何百もの世界中で有名なランドマークのデータセットを登録している。ランドマーク情報を3D で表示させることで、ユーザーは現在地や目的地への方向が明確になり、ノンストレスなナビゲーションを体験できる。また、ランドマークに設定した建物の照明の変化も反映されるため、現実世界を忠実に再現した地図を提供でき、より没入感のある3D 体験が可能となる。さらに、Mapbox Standard の3D 描画は、ランドマーク、建物、道路、樹木などの要素が明確に識別できるようシンプルなデザインで表示されるため、地図に載せた情報が見やすいだけでなく、ブランドや企業の世界観を崩さない地図開発ができる

 

■旅行・観光プランニング

ユーザーは、宿泊予定施設からランドマークや観光スポットまでの相対的な位置関係をより適切に把握することが可能なため、最適な旅行プランニングを体験できる。

 

■不動産

地図上に物件の土地面積や金額、学校や公園などを含む周辺情報が可視化されることで、効率的な物件探しを提供できる。さらに、太陽の動きが表示させることで物件の日当たりも確認できるため、より最適な物件を提案できユーザー満足を向上させる。

 

■デリバリー

都市部で高精度の位置認識を提供する3D スタイルにより、配達の精度を高め、ドライバーの安全性を向上させ、ユーザーの追跡機能も向上させる。

マップボックス・ジャパン

会社情報

会社名
マップボックス・ジャパン
企業データを見る