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GENDA<9166>は、12月11日、2024年1月期の第3四半期累計(2~10月)の連結決算は、M&Aの加速によってアミューズメント施設運営の収益基盤の強化が行われたほか、その周辺領域への進出も着実に進行した。
売上高388億800万円
営業利益41億6400万円
経常利益41億2600万円
最終利益33億2400万円①エンタメ・プラットフォーム事業 売上高385億2700万円、セグメント利益60億2600万円
エンタメ・プラットフォーム事業では、国内のアミューズメント施設運営において、都市部での人流の増加やプライズゲーム売上の好調な推移、新規店舗の積極的な出店などが事業全体を牽引し、第3四半期期間において前期同期間を上回る売上高を達成した。9月にオープンした「GiGO総本店」をはじめとする「GiGO」屋号のアミューズメント施設を新たに12店舗(うち1店舗はアミューズメント施設「MAXIM HERO」の固定資産などの取得による出店)および推し活専門ショップ「fanfancy+ with GiGO」を出店した。また、スマートフォンなどの端末を用いてサービスサイトにアクセスすることで、店舗スタッフを呼び出すことができるサービス「デジちゃいむ」の運営にかかる資産などを取得し、店舗のデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速した。今後も積極的な新規出店および新業態の開発、店舗のDXなどにより、「GiGO」のブランド力向上と、今まで以上に楽しんでもらえるアミューズメント施設の創出に努めていく。
2023年10月末に連結子会社化したレモネード・レモニカについては、GENDA GiGO Entertainmentの日本全国の営業網の活用による出店や、IPとのコラボによる「エンタメとしての食」のポテンシャルの具現化を進めていく。
海外においては、2023年9月末に、持分法適用関連会社であったKiddletonの全株式を取得した。Kiddletonは全米各地にミニロケ(スタッフの常駐しないゲームコーナー)を拡大展開しており、2023年10月末時点で、ミニロケ205箇所とアミューズメント施設5店舗を有している。
第3四半期期間において、国内13店舗、海外2店舗(うち1店舗はKiddletonの連結子会社化後の出店)を新規出店したことに加え、Kiddletonの連結子会社化により4店舗を取得した一方、国内6店舗を閉店し、2023年10月末におけるアミューズメント施設は、国内253店舗(うち「GiGO」222店舗)、海外10店舗(同4店舗)、合計263店舗(同226店舗)となった。また、2023年10月末におけるミニロケ拠点数は、国内84箇所、海外215箇所、合計299箇所となっている。
②エンタメ・コンテンツ事業 売上高7億2400万円、セグメント利益4500万円
セールス・プロモーションを主力とするエスピーエスエスおよびキャラクターライセンスを手掛けるトーキョー キャラクター メーカーズに加えて、2023年9月末に持分法適用関連会社であったダイナモアミューズメントを、2023年10月末にアレスカンパニーを同社の連結子会社とした。ダイナモアミューズメントは、ロケーションエンターテイメント事業を中心に、体感型シアターアトラクションやVRアトラクション、インタラクティブゲーム等、映像を軸とした様々な「体験型コンテンツ」の企画・制作・販売を行っております。また、プライズの卸売商社であるアレスカンパニーは、GENDA GiGO EntertainmentやKiddletonのプライズ調達をはじめとした、GENDAグループ各社とのシナジーが見込まれる。 -
■11月20日に通期予想の上方修正を実施済み
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2024年1月期通期の連結業績予想については、11月20日に予想の上方修正を実施しており、以下のとおり。
売上高530億円(前期比15.0%増)
営業利益50億円(同17.8%増)
経常利益50億円(同24.6%増)
最終利益40億円(同14.5%増)
会社情報
- 会社名
- 株式会社GENDA
- 設立
- 2018年5月
- 代表者
- 代表取締役会長 片岡 尚/代表取締役社長 申 真衣
- 決算期
- 1月
- 直近業績
- 売上高556億9700万円、営業利益53億7000万円、経常利益52億1600万円、最終利益41億7800万円(2024年1月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 9166