一般社団法人日本eスポーツ連合(JeSU)は、本日(12月15日)、サウジアラビアのeスポーツ団体であるサウジeスポーツ連盟(SEF)との間で、人材育成と国際交流の推進に関する覚書を締結したことを発表した。
JeSUとSEFは、2021年から2022年にかけて国際親善試合「日本・サウジアラビアeスポーツマッチ」を実施するなど、両国政府間の戦略的パートナーシップである「日・サウジ・ビジョン2030」の下、これまでも緊密な関係を築いてきた。
またサウジアラビアは、2023年に賞金総額約40億円のeスポーツ世界大会「Gamers8」を開催したほか、世界eスポーツ連盟(Global Esports Federation、略称:GEF)や国際eスポーツ連盟(International Esports Federation、略称: IeSF)が主催する世界大会の開催国にも選定されるなど、国際的なeスポーツの競技シーンにおいて、近年非常に強い存在感を発揮している。
覚書では、「人材育成および教育分野における連携と国際交流の推進」をはじめ、「教育機関や教育プログラムに関する講師や学生の採用協力」や、「学生、コーチ、スタッフ向けの共同トレーニング、ワークショップの実施」などについて、両団体が合意している。具体的な実施内容については、今後両者の間で協議し、準備を進めていく。
JeSUはこれからも、日本におけるeスポーツの中央競技団体として、関連する国内外の団体と連携し、eスポーツの振興を通して国民の健康および社会・経済の発展に寄与することを目的として活動していくとしている。
▼JeSU 早川英樹会長のコメント
「この度、SEFと人材育成に係る覚書を締結できたことをうれしく思います。eスポーツがますます発展していくうえで、さまざまな領域における人材育成は重要かつ喫緊の課題です。SEFが運営する「Saudi Esports Academy」は、グローバルなeスポーツ人材を輩出し、競技力を高めるための素晴らしいカリキュラムを提供しています。JeSUは同アカデミーの理念に共感し、国際的な人材交流や講師の派遣などで連携してまいります」
▼SEF ファイサル・ビン・バンダル・アール・サウード会長のコメント
「サウジeスポーツ連盟と日本eスポーツ連合のとてつもない相乗効果の中で、人材育成に対する私たちの共通の取り組みは、単なる協力ではなく、eスポーツ業界の可能性を最大限に引き出す道を照らす灯台です。やがて、さまざまな人材分野に私たちの総力とリソースを集中することで、eスポーツに関わるすべての人にとって何が可能になるのかを再定義することに向けて、大きな進歩を遂げるでしょう」
会社情報
- 会社名
- 日本eスポーツ連合(JeSU)