ブックオフ、「2023 年間商材別ランキング」を発表…ゲームは『スマブラSP』首位、コミックスは『ONE PIECE』『呪術廻戦』が人気

ブックオフグループホールディングスの子会社で、リユースショップ「BOOKOFF」等を運営するブックオフは、リユース品(中古書籍、コミック、CD、DVD、ゲームソフト)の販売動向を集計した「BOOKOFF 2023 年間商材別ランキング」を発表した。全国の BOOKOFF 直営店386店舗での販売実績に基づくもので、集計期間は2023年1月~11月10日となっている。

ゲームについては、定番タイトルとして長い人気を得ている Nintendo Switch『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』が1位を獲得した。新品ソフトランキングでは2023年発売のタイトルが上位を占めるが、中古ソフトのランキングの上位は4~5年前の発売タイトルが目立つ。

同社では、年を経ても色褪せないゲーム内容はもとより、新品よりもリーズナブルな価格、そして中古在庫数に影響する新品の累計販売本数との相関も強い、と推測している。上位30本中28本がNintendo Switchで占めているのも印象的だ。

 

またコミックスのランキングを見ると、『ONE PIECE』が1位を獲得。昨年の映画公開に続き、今年は実写版もネット配信され、世界各国で大きな注目を集めた。2位には『呪術廻戦』がランクインし、今年 2023 年公開の実写映画『東京リベンジャーズ 2 血のハロウィン編-運命-/-決戦-』が話題になった『東京卍リベンジャーズ』が4位という結果になった。

注目すべきはコミック1巻あたりの平均を算出したランキングで、全13巻の『推しの子』が3位、総合でも14位にランクインした。2023 年 4 月からアニメ化され、オープニング主題歌としてリリースした YOASOBI の『アイドル』もストリーミングの累計再生回数5億回を突破し大きく注目したことも要因と指摘した。

 

※「コミック総合」のランキングは各コミック全巻の販売数で集計している。また、「コミック 1 巻あたり平均」のランキングは、コミックの巻数によるランキングの影響を無くすため、各コミックの販売数を発売されている巻数で割った数でランキング集計している。

 

このほか、Blu-ray(DVD)をみると、幅広い層に人気があるディズニー、ジブリ作品の強さが際立つ中、人気アニメ『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』がランクイン。そのほか、2001 年に映画公開した『ハリーポッターと賢者の石』が10位に入るなど根強い人気がうかがえる、としている。