【ゲーム株概況(1/15)】第2四半期決算で大幅な営業黒字転換達成のケイブがS高 通期利益予想を大幅上方修正のIGポートもS高 前期大幅減益のシリコンスタジオは大幅反落
1月15日の東京株式市場では、日経平均は6日続伸し、前日比324.68円高の3万5901.79円で取引を終えた。日本株の先高観を背景にした買いが続き、日経平均は一時3万6000円台に乗せる場面もあった。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、ケイブ<3760>が商いを伴って3日続伸し、ストップ高まで買われた。前週末1月12日に発表した第2四半期決算で大幅な営業黒字転換を果たしたことが素直に評価される形となったようだ。
同様に前週末に2024年5月期の第2四半期決算を発表するとともに、通期の利益予想の大幅な上方修正を発表したIGポート<3791>も朝方から買いが殺到し、大引けにかけてストップ高した。
ほか、ドリコム<3793>が昨年来高値を更新し、ワンダープラネット<4199>や日本一ソフト<3851>なども買われた。
半面、前週末に発表した2023年11月期決算が、前年度に計上されたミドルウェアの大型契約のはく落や、人材事業での広告宣伝費などの投資により、大幅な減益での着地となったシリコンスタジオ<3907>が大幅反落し、終値ベースで1000円大台を割り込んだ。
高利益率のスポットライセンスアウト案件が減少したことにより利益率が悪化し、第3四半期決算が2ケタの減益となったエディア<3935>も3日ぶりに反落した。
そのほか、モブキャストHD<3664>やウェルプレイド・ライゼスト<9565>などの下げがきつい。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ケイブ
- 設立
- 1994年6月
- 代表者
- 代表取締役社長 秋田 英好/代表取締役CFO 伊藤 裕章
- 決算期
- 5月
- 直近業績
- 売上高122億7400万円、営業利益18億7000万円、経常利益19億4300万円、最終利益14億4100万円(2024年5月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3760
会社情報
- 会社名
- 株式会社IGポート
- 設立
- 1987年12月
- 代表者
- 代表取締役社長 石川 光久
- 決算期
- 5月
- 直近業績
- 売上高118億4100万円、営業利益12億2500万円、経常利益13億8000万円、最終利益11億5800万円(2024年5月期)
- 上場区分
- 東証
- 証券コード
- 3791
会社情報
- 会社名
- 株式会社エディア
- 設立
- 1999年4月
- 代表者
- 代表取締役社長 賀島 義成
- 決算期
- 2月
- 直近業績
- 売上高32億7700万円、営業利益1億6100万円、経常利益1億5800万円、最終利益1億5000万円(2024年2月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3935
会社情報
- 会社名
- シリコンスタジオ株式会社
- 設立
- 2000年1月
- 代表者
- 代表取締役社長 梶谷 眞一郎
- 決算期
- 11月
- 直近業績
- 売上高45億5400万円、営業利益2億3800万円、経常利益2億4600万円、最終利益2億円(2023年11月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3907