23年下期の国内モバイルゲーム収益はモンスト、FGO、プロスピAがTOP3　成長量ではモンハンNow、ドット勇者、ファンパレなど新作が上位に　Sensor Tower調査

Sensor Tower(センサータワー)は、2023年下半期の日本国内のモバイルゲーム市場のレポートをまとめ、『モンスターストライク』と『Fate Grand/Order』『プロ野球スピリッツA』が収益上位を占めたと指摘した。また収益・ダウンロード数成長量では、『Monster Hunter Now』『ドット勇者 三時のおやつと昼寝付きの冒険』『呪術廻戦 ファントムパレード』など新作が多数ランクインしたとのこと。

2023年上半期日本のモバイルゲームの収益は、『モンスターストライク』(MIXI)がトップだった。同作は2022年下半期日本のモバイルゲーム収益においても1位で、今期では収益2億8000万ドル(416億円)以上を記録した。

2022年下半期日本のモバイルゲーム収益との比較において、トップ4までの顔ぶれは変化はなく、『プロ野球スピリッツA』(KONAMI)と『ウマ娘 プリティーダービー』(Cygames)が入れ替わった。また、2023年下半期日本のモバイルゲーム収益上位6タイトルが日本のパブリッシャーによるモバイルゲームだったという。

新規タイトルとしては唯一、『崩壊:スターレイル』(miHoYo)が8位にランクイン。2023年4月にリリースしたターン制RPGの同作は、リリース直後から日本でも人気となり、2023年下半期において日本は中国に次ぐ2番目の市場となっている。

つづいて収益成長量をみると、『Monster Hunter Now』(Niantic)がトップ。レポートを執筆したHideyuki Tsuji氏は、収益・ダウンロード数ともにトップ10の半数以上がIPタイトルだったと指摘した。同作は日本発のモンスターハンターシリーズのIPを活用した位置情報ゲームで、2023年9月にリリースした。2023年下半期における収益成長量は6700万ドル(99億円)を超えた。

2023年下半期日本のモバイルゲームの収益成長量2位の『ドット勇者 三時のおやつと昼寝付きの冒険』(EFUN COMPANY)は、2023年9月にリリースした非IPタイトルで、2023年下半期の日本において6500万ドル(96億円)以上の収益成長を記録し、1位の『Monster Hunter Now』とは僅差だった。

また、パブリッシャー別収益において、KONAMIがトップとなった。前年同期比4ランクアップとなった。Tsuji氏は、KONAMIの躍進について、『プロ野球スピリッツA』や『eFootball 2024』など既存ゲームが好調だったことに加え、2023年9月リリースの『パワフルプロ野球 栄冠ナイン クロスロード』が収益増に貢献したとコメントした。

前年同期比で見ると、37GAMESとSEGAがトップ10圏外となった一方、NianticとYostarがそれぞれ8位と9位にランクイン。Nianticは『Pokémon GO』に加え、新作の『Monster Hunter Now』が日本で支持を得ており、この2タイトルの日本における2023年下半期の収益は1億5000万ドル(223億円)を突破した。

このほか、Yostarは『ブルーアーカイブ』が2023年に大きく収益を伸ばした上、『アークナイツ』や『雀魂 -じゃんたま-』もゲーム内イベントやコラボで好調に推移したという。

レポートではダウンロードのランキングについてもレポート内で分析しているので気になる人はそちらを参照してほしい。

【レポート】2023年下半期日本のモバイルゲーム収益トップ3はモンスト、FGO、プロスピA、成長量ではモンハンNow、ドット勇者、ファンパレなど新作が上位に
https://sensortower.com/ja/blog/2023h2-mobile-games-in-japan