GENDA、「カラオケ BanBan」運営シン・コーポレーション買収…カラオケ市場回復、GiGOとの店舗開発などシナジーも追求

GENDA<9166>は、この日(1月22日)、カラオケ施設の運営等を行うシン・コーポレーションの発行済株式のうち、自己株式を除く株式の78.59%にあたる510万9000株を取得して連結子会社とすると発表した。取得先及び取得価額については非公開。2024年2月1日に取得する予定だ。GENDAの業績に与える影響は軽微となる見込み。

シン・コーポレーションは、全国45都道府県に372店舗(2023年12月末時点)を展開するカラオケボックス「カラオケ BanBan」を展開している。年間2000万人が利用しているという。

2022年度のカラオケボックスの市場規模は2602 億円と前年度比 67.9%増加しており、業界全体が新型コロナウイルスによる低迷状態から脱却したと考えているという。

シン・コーポレーションでは、業界で広く取り入れられている「ソフトドリンクバー」を業界に先駆けて導入した事例や、子供連れのファミリー層の多いエリアでの「キッズスペース」の設置など、高いクオリティーとサービスの行き届いた店舗運営を行っている。

 

今回の株式取得により、同社グループにおいて「エンタメ・プラットフォーム事業」の中核を担う GENDA GiGO Entertainmentと店舗開発やキャンペーン等を共同で実施することにより、両社のエンターテイメント施設への顧客数増加等の相乗効果を実現できる、としている。

 

また、同社グループでアミューズメントマシンレンタルを手掛ける GENDA Games によるシン・コーポレーションの店舗におけるミニロケ(スタッフの常駐しないゲームコーナー)の展開で双方の業績を向上できるものと期待している。

さらに、同社グループでセールスプロモーションを手掛けるエスピーエスエスが有する販促ノウハウの活用によりシン・コーポレーションの運営店舗でのさらなる集客にも期待しているとのこと。

 

■シン・コーポレーション概要

 

会社情報

会社名
GENDA
設立
2018年5月
代表者
申 真衣
決算期
1月
直近業績
持株会社としてアミューズメント施設運営事業やアミューズメントマシンのレンタル事業、オンラインクレーンゲーム事業を展開するグループ各社の事業成長支援、経営管理を行っている。傘下にGENDA GiGO Entertainmentのほか、GENDA Games、エスピーエスエ、トーキョーキャラクターメーカーズや伍彩汇业(广州)贸易有限公司などがある。
上場区分
未上場
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