モイ<5031>は、2月13日、2024年2月期連結業績予想の修正を行い、売上高64億3300万円(前回予想66億1000万円)、営業利益1億4100万円(同7400万円)、経常利益1億5500万円(同7400万円)とした。
・売上高:64億3300万円(前回予想66億1000万円)
・営業利益:1億4100万円(同7400万円)
・経常利益:1億5500万円(同7400万円)
従来予想からの修正率は、売上高2.6%減、営業利益90.5%増、経常利益109.4%増となっている。
・売上高:2.6%減
・営業利益:90.5%増
・経常利益:109.4%増
同社によると、売上高は当初想定を下回るものの、決済手数料やマーケティング費用、体制強化費用が想定を下回る見込みとなったため、営業利益と経常利益は計画を上回って着地する見通しとなったという。
(売上高)
売上高については、ライブ配信サービス市場の競争環境変化の影響を受けて、同社主要 KPI の一つである月間平均ポイント PU(Paid User の略、課金ユーザー数)が7万5000(当初計画比5.0%減)と、当初計画と比較して低調に推移したことにより、同社売上高の91%以上を占めるポイント販売売上が59億1500万円(当初計画比3.6%減)と当初計画を下回る見込み。
(営業利益、経常利益)
売上高が当初計画から減少する見込みであることに加えて、同社サービス「ツイキャス」を利用されている配信者の満足度向上を目指して、配信者への報酬である売上原価を低減させない方針を推進した結果、売上原価率が当初計画を上回る見込みとなり、売上総利益は32億1200万円(当初計画比3.6%減)と当初計画を下回る見込み。
販売費及び一般管理費においては、サービス提供にかかるインフラ費用は、BCP 対応に伴うシステム関連費用及び通信費の増加等により6億0100万円(当初計画比8.5%増)と、当初計画を上回る見込み。
一方で、手数料費用は売上高の減少と同社サービス利用者の決済手段の変化が進んだこと等により15億0600万円(当初計画比6.7%減)、マーケティング費用は通期で費用対効果を慎重に検討した上で施策を実施したことにより1億5100万円(当初計画比31.5%減)、体制強化費用は採用実績が計画を下回ったこと等により5億9500万円(当初計画比4.3%減)と、それぞれの当初計画を下回る見込み。結果、販売費及び一般管理費は30億7000万円(当初計画比5.8%減)と当初計画を下回る見込み。
なお、最終利益と1株当たり最終利益については開示していない。今後の見通しを踏まえた繰延税金資産の回収可能性の検討に時間を要し、現時点で予想数値の算定が困難であることから、引き続き未定としている。
会社情報
- 会社名
- モイ株式会社
- 設立
- 2012年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 赤松 洋介
- 決算期
- 1月
- 直近業績
- 売上高64億3300万円、営業利益1億4200万円、経常利益1億5600万円、最終利益1億9400万円(2024年1月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 5031