【ゲーム株概況(2/22)】コロプラと資本業務提携のAiming反発 海外売出のグリー大幅反落も下値で押し目買い 前日急落のenishには自律反発狙いの買い

2月22日の東京株式市場は反発。日経平均株価は、前日比836円52銭高の3万9098円68銭でこの日の取引を終えた。終値ベースで史上最高値を更新した。エヌビディアの好決算を受けて東京エレクトロンやアドバンテストなど指数寄与度の高い半導体関連を中心に買われたほか、自動車や電機、機械といあった輸出関連も物色された。

こうしたなか、ゲーム関連を見ると、Aiming<3911>が反発。前日、コロプラ<3668>と資本業務提携を行うことを明らかにしたことが材料視された。Aimingは、第三者割当増資で16億4300万円を調達するとともに、新作ゲームの共同開発や人材リソースの相互活用などを行っていくとのこと。これに対して、コロプラは3日続落。

「Nintendo Direct」が昨日配信されたことを受けて、コンソールゲーム関連の一角も物色された。セガサミーホールディングス<6460>やコナミグループ<9766>、バンダイナムコホールディングス<7832>、任天堂<7974>、日本ファルコム<3723>などが高い。先回りで買われていた銘柄の中には利食い売りに押された銘柄もあった。

フリュー<6238>も小反発。岡三証券が同社株のレーティング「強気」の据え置きとし、目標株価を2000円から2100円に引き上げたことが観測されているという。

グリー<3632>が大幅反落し、500円台を一気に割り込んだ。前日、KDDI<9433>が保有する同社株式800万株の海外売出しを実施すると発表したことで、今後の需給悪化を意識した売り物が広がる形になっているようだ。ただ、下値では押し目買いが入っており、下げ幅を縮小している。

このほか、enish<3667>が大幅高となった。2月20日に定款の一部を変更し、発行可能な株式の総数を現在の2400万株から倍となる4800万株に変更すると発表したことが嫌気されて売られたが、自律反発狙いの買いが入ったようだ。なお、引け後に『DeLithe Last Memories』と『ドラえもん のび太のゴーゴーライド!』を24年4月にリリースすると発表した。