【ゲーム株概況(2/28)】ポケモン新作スマホゲームを共同開発中のDeNAがS高 外資系の目標株価引き上げでサイバーエージェントは大幅反発 業務提携材料にブシロードも反発
2月28日の東京株式市場では、日経平均は4日ぶりに小反落し、前日比31.49円安の3万9208.03円で取引を終えた。3日連続で最高値を更新していたこともあり、値がさ株を中心に利益確定売りが先行した。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>に朝方から買いが殺到し、ストップ高した。DeNAは、前日2月27日にポケモンが発表した新作スマホゲーム『Pokémon Trading Card Game Pocket』を同社とポケモン、クリーチャーズの3社が共同開発していることが明らかになったことが株価の強烈な刺激材料となったようだ。
また、JPモルガン証券が投資判断「オーバーウエート」を継続し、目標株価を1200円から1350円に引き上げたサイバーエージェント<4751>が大幅反発し、Craft Egg元社長の森川修一氏が代表を務めるフロムトーキョーとの業務提携を発表したブシロード<7803>も反発した。
そのほか、ドリコム<3793>やワンダープラネット<4199>が昨年来高値を更新し、タカラトミー<7867>やAiming<3911>も買われた。
周辺株では、AppBank<6177>が連日のストップ高となり、終値ベースでは2022年5月10日以来の200円台を回復した。
半面、enish<3667>が4日ぶりに反落し、マイネット<3928>やバンク・オブ・イノベーション(BOI)<4393>の下げもきつい。
ゲーム事業子会社のソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)の大規模なリストラを発表したソニーグループ<6758>はさえない。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
- 設立
- 1999年3月
- 代表者
- 代表取締役会長 南場 智子/代表取締役社長兼CEO 岡村 信悟
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上収益1367億3300万円、営業損益282億7000万円の赤字、税引前損益281億3000万円の赤字、最終損益286億8200万円の赤字(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2432
会社情報
- 会社名
- 株式会社サイバーエージェント
- 設立
- 1998年3月
- 代表者
- 代表取締役 藤田 晋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高8029億9600万円、営業利益418億4300万円、経常利益414億7500万円、最終利益162億4600万円(2024年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4751
会社情報
- 会社名
- 株式会社ブシロード
- 設立
- 2007年5月
- 代表者
- 代表取締役社長 木谷 高明
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高462億6200万円、営業利益8億8200万円、経常利益18億9800万円、最終利益8億400万円(2024年6月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 7803