【レポート】「アイドルマスター」シリーズ 新ブランド『学園アイドルマスター』を発表! アイドルの成長にフォーカスした新たなスマホ向けアプリとして2024年春にリリース!


バンダイナムコエンターテインメントは、本日(35日)、「アイドルマスター」シリーズ 新ブランドアプリゲーム メディア発表会を開催し、スマートフォン向けアプリゲーム『学園アイドルマスター』を2024年春にリリース予定であることを発表した。

なお、「アイドルマスター」シリーズ完全新作の歌とダンスが上手くなるアイドル育成シミュレーション『学園アイドルマスター』は、本日(35日)より、App StoreおよびGoogle Playにて事前登録を開始している。




※ストアの事前登録ページに記載のリリース予定日は、システム上登録された日付となる。正式なリリース予定日を明示するものではない。

■「アイドルマスター」シリーズ 新ブランド『学園アイドルマスター』を発表!

まずは、「アイドルマスター」シリーズ 新ブランドアプリゲーム・プロデューサーとして小美野日出文氏が登壇。

小美野氏は、2019年より「アイドルマスター」シリーズに携わっており、『アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ』プロデューサーなどを経て、現在は新ブランドプロデューサーを担当しているという。 

●「アイドルマスター」シリーズとは?
「アイドルマスター」シリーズは、プレイヤーが芸能プロダクションの“プロデューサー”という立場でアイドルを育成する「アイドルプロデュース」ゲームコンテンツ。個性豊かなアイドルや楽曲などが多くのファンから支持されている。



2005年7月にアミューズメント施設向けゲームからスタートしており、現在は「スマホ向けゲームアプリ」「家庭用ゲーム」「ライブイベント」「楽曲CD」「テレビアニメ」「劇場版アニメ」「ラジオ」「グッズ」など、多岐に渡って展開している。

2024年7月24日にはシリーズ誕生から19周年を迎え、現在は下記の5ブランドを展開中。

・『アイドルマスター』
・『アイドルマスター シンデレラガールズ』
・『アイドルマスター ミリオンライブ!』
・『アイドルマスター SideM』
・『アイドルマスター シャイニーカラーズ』

そしてここからは、「アイドルマスター」シリーズの新ブランドとして『学園アイドルマスター』が誕生したことを発表し、同作の第1PVを公開した。なお、こちらの映像はYouTube「アイドルマスターチャンネル」で視聴可能となっている。

『学園アイドルマスター』第1弾PVはこちら:


『学園アイドルマスター』は、その名の通り「学園」を舞台とした「アイドルマスター」シリーズのスマートフォン向けアプリゲーム。続けて小美野氏は『学園アイドルマスター』のタイトルロゴを紹介すると共に、タイトルやロゴに込められた想いを次のように語った。


学園が舞台となるのはシリーズ初。これまで「アイドルマスター」シリーズをプレイしたことがない人にも遊んでほしいという理由から、覚えやすい名称の方が良いのではないかと考え、シンプルなネーミングにしているという。また、本作の略称は『学マス』となるようだ。

ゲームジャンルは「アイドル育成シミュレーションゲーム」。プレイヤーは、アイドル養成学校「初星学園」に入学し、アイドル候補生たちをプロデュースしていく。学園生活の中で、レッスンや授業を通してアイドルの能力(ボーカル、ダンス、ビジュアル)を成長させることで、アイドルの育成度合いに応じてライブシーンが6段階で変化するのが最大の特徴となっている。アイドルとの関係や、アイドルの能力も繰り返しプロデュースする度に良くなっていき、アイドル1人1人の成長を体感できるようになっているという。

また今回、「学園」を舞台に選んだ理由として小美野氏は「分かりやすさ」「成長」の2点を挙げた。

学校は誰しもが身近で親近感が沸く場所であることから、学生時代にさまざまな成長や葛藤を経験した方が多い。今回、登場するアイドルたちも学生としてそれぞれ思い思いの悩みを抱えており、そんな彼女たちに手を差し伸べるプロデューサー(プレイヤー)が共感しやすい舞台として「学園」を選んだのだと説明した。

また、本作には9人のアイドルが実装される。アイドルとしては未熟な卵である彼女たちの成長を一人一人しっかりと描きたいという想いから、「学園」という舞台がマッチしているのではないかと考えての決定となったと経緯を明かした。作中では、アイドルとしてだけではなく、人としての成長もしっかりと描かれていくという。



そんな本作の舞台となる学校の名前は「初星学園」。「プロデューサー科」、「アイドル科」、「普通科」から成る国内最大規模のアイドル養成学校である。



また、初星学園の学園長である「十王邦夫」、さらに学園生活をサポートしてくれる「根緒亜沙里」先生のイラストとキャストも発表された。学園長は、先述した第1弾PV冒頭シーンのセリフも担当している。

・初星学園 学園長:十王邦夫(CV.大塚明夫)


・先生:根緒亜沙里(CV.古賀葵)


その中でプロデューサーであるプレイヤーは、プロデューサー科に所属してアイドル科の生徒の中から一人を選んでプロデュースしていくことになる。プロデューサー科は専門大学にあたるため、担当するアイドル候補生(高等部)よりは少し年上のイメージになるとのこと。


 
続いて、『学園アイドルマスター』のブランドロゴを公開。
モチーフはハチドリとなっており、2羽で星を描いている様子は「プロデューサーとアイドル2人で、トップアイドルを目指す」という意味が込められているとのこと。



ここで、本作に登場するアイドルたちの声優を務める長月あおいさん(花海咲季役)、小鹿なおさん(月村手毬役)、飯田ヒカルさん(藤田ことね役)の3名が登壇。それぞれに声を務めたアイドルについての紹介を行った。

●花海咲季(CV.長月あおいさん)


新入生首席で学園に入学した勝ち気で負けず嫌いなアイドル。自分でも自慢している通り、運動神経も頭も良く、容姿端麗な天才肌だが、それでもなお勝利にこだわって努力をし続けるストイックさを持ち合わせている。一緒に学園に入学した妹のことを凄く大切にしていて、妹の前ではカッコイイ「お姉ちゃん」として振る舞う姿も魅力的な女の子。



●月村手毬(CV.小鹿なおさん)


クールでストイックで歌がとても得意なアイドル。中等部からの進学組で、中等部ではナンバー1アイドルと呼ばれていたほどの実力の持ち主。一見、人を寄せ付けない雰囲気を持っているが、内面は甘えん坊だったり、ギャップが可愛い女の子。



●藤田ことね(CV.飯田ヒカルさん)


稼げるアイドルを目指すムードメーカー。中学から初星学園に通っていて、落ちこぼれで自信がなく、とある事情でお金にがめつい性格になっている。普段は猫を被っており、ころころ変わる表情や、なんだかんだ面倒見が良い性格が魅力の女の子。



そもそも本作のオーディションが行われたのは2021年の話で、本日の公開までに3年の月日が掛かっているという話も。飯田さんは、オーディションに受かった時点で既に楽曲が完成しており、収録もトップバッターだったので制作陣と一緒に試行錯誤しながら作り上げてきたと当時を振り返った。

また、本作のライブシーンはアイドルの育成度合いによって変化するため、ボーカルも1パターンだけではなく複数のバリエーションが用意されているという。楽曲収録は完成品の1パターンのみが公開されるのが普通だが、あえてまだ成長しきっていないように歌うのが難しかったという話も。制作陣も、もしかしたら最初の方に収録した音源を使用するかもしれないと思いずっと残していたのだとか。

セリフ収録に関しても時間をかけて丁寧に行っており、キャラクターを一人を作り上げるところから納得いくまでとことん突き詰めて気合を込めたものに仕上がっていると小鹿さんは自信を覗かせた。

長月さんに関しては1話からセリフを録り直したという話もあり、そのおかげでキャラクターが固まったのでより魅力的に演じられたとの裏話を明かしてくれた。


▲この日は、3人で相談してそれぞれに演じているアイドルをイメージしたカラーの衣装で登壇。また、この3人のライバルポジションにあたるアイドルも登場するとか!? それぞれのライバルとの関係値にも注目してほしいと小美野氏は述べた。

長月さん、小鹿さん、飯田さんはここで降壇。続いて、小美野氏がゲームの遊び方や演出について紹介した。

ゲーム内で流れるライブシーンに登場するアイドルは一人のみ。これまでは複数人のグループを描いてきたが、今回は一人を描くことに注力したことでハイクオリティな映像に仕上がっていると話した。3Dモデルのデータは6万ポリゴンを割いており、非常に高いポリゴン数を使って1キャラを徹底的に描いている。

そのほか、作中で流れる音源はソロ曲になっている。アイドル一人にしっかりとフォーカスを当てた作品になっていることを改めて説明。アイドルたちの成長を描いているので、豪華なライブシーンは簡単に見られるものではないと小美野氏は話した。

さらに、本作は何度も遊ぶ周回プレイを想定しており、1周目のプロデュースが終わってゲームを再度始めた際には、担当したアイドルと「初めまして」から始まるのではなく、関係値が続いたままであるため縦積みのプロデュースが可能になっているという。

ここで、ゲームの核となるシナリオチームに『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』や『エロマンガ先生』で知られる伏見つかさ氏、 『精霊使いの剣舞』や『聖剣学院の魔剣使い』で知られる志瑞祐氏、『灰原くんの強くて青春ニューゲーム』や『英雄と魔女の転生ラブコメ』の雨宮和希氏らが参画していることが明かされた。シナリオ制作はそれぞれに担当アイドルが割り振られており、本日、公開された3人のアイドル(花海咲季、月村手毬、藤田ことね)に関しては全て伏見氏が担当しているとの話だった。

以下は伏見氏からのコメント。



そのほか、本作に関わっているキャラクター原案やコンポーザーについても以下の通りに紹介した。



▲小美野氏は、今後運営を続けていく中でより多くの方々に関わっていただきたいとの展望も語った。

音楽レーベルは、バンダイナムコエンターテインメントが音で遊ぶことを事業として設立した「ASOBINOTES」が担当。新進気鋭のクリエイターとの共作を続ける音楽制作を中心に、IPファン・ゲームファンの垣根を越えて楽しめるような多角的なコンテンツ展開を行っている。また、小美野氏とのコミュニケーションも図りやすいことから、二人三脚で作品を仕上げられる点もメリットとして挙げた。

さらに、バンダイナムコスタジオの佐藤貴文氏が音楽プロデューサーとして参画していることが明かされた。

イベントの終盤には、本日よりオープンした公式ディスコードβ版や今後のキャンペーンについての情報を公開。


▲同級生プロデューサーと名刺交換をしたり、お互いのプロデュースをサポートしながら交流できる場になるほか、『学園アイドルマスター』の最新情報も分かりやすくまとめて更新予定。


▲公式X(旧Twitter)では、明日(3月6日)より4コマ漫画を公開。

さらに、明日(3月6日)よりフォロー&リポストキャンペーンを開催予定。詳細は『学園アイドルマスター』公式Xと「アイドルマスター ポータル」にて公開される。



今後は、3月13日より毎週水曜日に行われる生配信「初星学園HR」にて担当キャストと共に一人一人のアイドルを紹介していく。ここでは、各アイドルの紹介映像だけでなく、キャストや制作スタッフによるこぼれ話も聞けるかも!?



そのほか、3月16・17日(11:00~18:00)の2日間に渡り、秋葉原UDX下サボニウス広場にて「初星学園願書」配布キャンペーンを開催予定。詳細は後日、『学園アイドルマスター』公式Xと「アイドルマスター ポータル」にて公開する。



「アニメイト池袋本店」では、3月6日より、3月いっぱいまで『学園アイドルマスター』の広告を掲出。また、全国アニメイト店舗内に「初星学園願書」が設置される。3月9日頃より、3種類の「初星学園願書」を展開予定。第2弾、第3弾の配布も予定しているので、続報をお待ちいただきたいとのこと。



最後に、小美野氏は「ここに至るまで、たくさんの方々と一緒に準備をしてまいりました。本プロジェクトのスタッフ一同、皆様に楽しんでいただけるよう邁進していきますので、リリース日を今しばらくお待ちいただければと思います」とコメントして発表会の締めとした。


(取材・文 編集部:山岡広樹)

■『学園アイドルマスター』


※ストアの事前登録ページに記載のリリース予定日は、システム上登録された日付となる。正式なリリース予定日を明示するものではない。
THE IDOLM@STER™& ©Bandai Namco Entertainment Inc

株式会社バンダイナムコエンターテインメント
https://www.bandainamcoent.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社バンダイナムコエンターテインメント
設立
1955年6月
代表者
代表取締役社長 宇田川 南欧
決算期
3月
直近業績
売上高2896億5700万円、営業利益442億3600万円、経常利益489億5100万円、最終利益352億5600万円(2023年3月期)
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