【ゲーム株概況(3/14)】増担保規制解除のmonoAI大幅高 決算発表控えたGLOEにも先回り買い 今期減益見通し嫌気しモイ大幅安
3月14日の東京株式市場は4営業日ぶりの反発。日経平均株価は、前日比111円41銭高の3万8807円38銭でこの日の取引を終えた。前日の米国市場でハイテク株が売られた流れを嫌気して半導体関連がさえない動きだったが、バリュー株が物色されて指数を支えたという。半導体関連も次第に下げ幅を縮小して指数はプラスに転じたが、来週の日銀金融政策決定会合への意識もあり上値追いの動きは限定的だった。
こうしたなか、ゲーム関連株を見ると、monoAI technology<5240>が急騰。東京証券取引所は3月13日、本日の売買分から信用取引での増担保を解除すると発表したことが材料視された。東証は、2月26日より信用取引の新規の売りと買いの委託保証金率を50%以上(うち現金20%以上)に引き上げていた。
GLOE<9565>も大幅続伸。この日の引け後に第1四半期(2023年11月~2024年1月)の決算発表を控えており、決算を期待した先回り買いが入ったようだ。決算発表後に下げていたHEROZ<4382>やGENDA<9166>が反発。自律反発狙いの買いが入ったようだ。
また、KLab<3656>も小反発。本日(3月14日)、カーネギーメロン大学 コンピューターサイエンス学部 Chris Donahue博士の研究室と連携し、AI(人工知能)の研究体制を強化していくことを発表したことが材料視された。
他方、モイ<5031>が大幅安。前日に24年1月期の決算を発表し、営業利益が36.7%増の1億4200万円と大幅増益で着地した。続く25年1月期の見通しについて前期比48.4%減の1億0400万円となる見通しとしたことが嫌気されたもよう。メディア工房<3815>やドリコム<3793>など売られた。
会社情報
- 会社名
- monoAI technology株式会社
- 設立
- 2013年1月
- 代表者
- 代表取締役社長 本城 嘉太郎
- 決算期
- 12月
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 5240
会社情報
- 会社名
- GLOE株式会社
- 設立
- 2015年11月
- 代表者
- 代表取締役 谷田 優也/代表取締役 古澤 明仁
- 決算期
- 10月
- 直近業績
- 売上高22億6400万円、営業利益1400万円、経常利益100万円、最終損益500万円の赤字(2023年10月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 9565
会社情報
- 会社名
- モイ株式会社
- 設立
- 2012年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 赤松 洋介
- 決算期
- 1月
- 直近業績
- 売上高64億3300万円、営業利益1億4200万円、経常利益1億5600万円、最終利益1億9400万円(2024年1月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 5031