ANYCOLOR、第3四半期決算は営業益20%減の25億円 イベント費用や売上構成の変化で利益率悪化 にじさんじフェスやVTuberユニットの貢献で第4四半期は大幅増益に

ANYCOLOR<5032>は、3月14日、2024年4月期 第3四半期(23年11月~24年1月)の連結決算は、売上高77億8600万円(前年同期比4.7%増)、営業利益25億5900万円(同20.1%減)、経常利益25億5000万円(同21.3%減)、最終利益17億7100万円(同21.2%減)と増収減益だった。

・売上高:77億8600万円(同4.7%増)
・営業利益:25億5900万円(同20.1%減)
・経常利益:25億5000万円(同21.3%減)
・最終利益:17億7100万円(同21.2%減)

 

■概況

減益となったが、同社では、売上に占めるイベント比率が高さ(セールスミックスの変化)や、「にじさんじフェス」関連の費用が想定以上に大きく、利益率が悪化したため、と説明している。

なお、NIJISANJI ENは。減収となったが、安定的かつ魅力的なコンテンツ提供の体制構築に向けて、VTuberサポート体制の拡充、公式番組、音楽、グッズ、イベントなど各分野での取り組みを強化したという。

 

 

■第4四半期の業績見通し

第4四半期(24年2~4月)の業績は、売上高97億2700万円(同5934.0%増)、営業利益36億5900万円(同92.5%増)、経常利益36億8000万円(同93.9%増)、最終利益27億3100万円(同86.6%増)を見込む。

・売上高:97億2700万円(同5934.0%増)
・営業利益:36億5900万円(同92.5%増)
・経常利益:36億8000万円(同93.9%増)
・最終利益:27億3100万円(同86.6%増)

「にじさんじフェス」や周年企画など大規模施策が好調に推移しているほか、ChroNoiR、ROF-MAO、VOLTACTIONなどをはじめとするVTuberユニットによる各種施策が好調だという。2023年4月にデビューしたDyticaなどをはじめとする直近での新規デビューユニットの数値も堅調とのこと。

 

 

ANYCOLOR株式会社
https://www.anycolor.co.jp/

会社情報

会社名
ANYCOLOR株式会社
設立
2017年5月
代表者
田角陸
決算期
4月
直近業績
売上高253億4100万円、営業利益94億1000万円、経常利益94億4800万円、最終利益66億9800万円(2023年4月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
5032
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