過去に掲載された記事を元に、その日ゲーム業界ではどのような出来事があったのか振り返る「今日は何の日?」のコーナー。
1年前の2023年4月4日は、サイバーエージェント<4751>が、インターネット広告事業本部において、OpenAI社が開発した「ChatGPT」を活用し、デジタル広告のオペレーション作業時間を大幅削減する「ChatGPTオペレーション変革室」を設立したことを明らかにした。
<以下、当時の記事より>
「ChatGPT」は、OpenAI社が開発・公開する大規模言語モデルを用いた高度な対話型AI。言語理解、文章生成、質問応答、翻訳などに対応しており、様々な分野で注目を集めている。
「ChatGPTオペレーション変革室」は、広告オペレーションにおける作業時間を大幅に削減することを目的として「ChatGPT」を適切かつセキュアに活用することで、さらなる広告オペレーションの効率化に取り組む。
まず自動回答や海外拠点とのコミュニケーションなど社内コミュニケーションの補助を中心に作業時間の効率化を図り、現在月間で広告オペレーションにかかっている総時間約23万時間のうち30%にあたる約7万時間の削減を目指す。
なお、OpenAI社の規約上、モデルの学習には用いられないと明記されているAPI連携のみを利用、かつ顧客情報を含まない形で運用を行うなど、規約変更やアップデート情報といった最新の動向とリスク対応策を踏まえた上で取り組みを設計する、としている。