『Dead Cells』の開発チームとして知られるMotion Twinは、オンライン協力プレイ対応のハイスピードなローグライトアクションゲーム『Windblown』の新たなゲームプレイを収めたトレーラーを公開した。本作は2024年後半にSteamで早期アクセスとしてリリースされる予定。
▼ゲームプレイを中心に収めた日本語トレーラー
■『Windblown』について
本作では、プレイヤーが「リーパー」と呼ばれる存在となって故郷である「アーク」を守るために、あらゆるものを破壊する巨大な「ヴォルテックス」と戦いを繰り広げる。強力な武器を携えて、ヴォルテックスの手下である「センチネル」を倒すために絶えず変化していく空の島々を高速で飛び回っていく。
移動はシンプルながら操作が正確に反映され、ダッシュで浮遊する島々を飛び移りながら、手強いセンチネルの攻撃をかいくぐり、次の避けられない戦いへと進む。最初に飛び込む秋のバイオームからその先まで、プレイヤーは数え切れない敵を倒す必要があるが、リーパーのポテンシャルを最大限引き出すさまざまな武器やトリンケット、ギフト、フィッシュが助けになるはず。
探索の道中、プレイヤーは未知なる冒険をカスタマイズできるさまざまな武器庫を発見する。それは隠した宝箱で見つけたり、打ち倒したボスからドロップしたりするが、それぞれの武器には理想のプレイスタイルを構築するために考慮しなくてはならない独自のリズムと強みが備わっている。シンプルなボタン操作でいつでも自由に2つの武器を扱うことができ、戦闘中に片方の武器で攻撃しつつ、もう一方の隠した技を解放する「オルターアタック」も簡単に使用できる。
また、「クリスタライズアタック」は敵に壊滅的なダメージを与える強力なフィニッシャーであり、エネルギーを補充し、報酬を増やすことに利用できる。この攻撃はヴォルテックス内でのチャンスを最大限広げる最高のツールであり、オンライン協力プレイでは、他のプレイヤーと息を合わせて使用することでより強大な力を発揮する。戦いに敗北したリーパーは、空に浮かぶ故郷へと戻り、勝利のチャンスを掴むために次の危険な探索の準備を整える。1人で挑むか、オンライン協力プレイを通じて仲間を招集するかは自由。
さらに、探索で手に入るトリンケットはさまざまな効果を発揮し、環境を破壊する爆弾や、冷ややかなフロストノヴァ、有毒なポイズンクラウドなどをリーパーに授ける。また、ギフトはプレイスタイルをさらに強化するようなパッシブボーナスを提供する。例えば、武器の命中時に追加の矢を敵に発射する、ダブルオルターアタックを付与して強力な動きを連鎖させることができるようになる、敵を倒した後に回復するなどのボーナスが存在している。
このほか、同じく探索で手にするフィッシュは、センチネルたちに確実に傷を与えるとても便利な能力を持っている。例えば、ゴブリングフィッシュはまっすぐ跳ねながら敵を飲み込むので、前へと飛び込む機会を作り出してくれる。さらに、飲み込まれた敵を攻撃して追加のボーナス効果を得るチャンスも生まれる。フィッシュには長いクールダウンが設定されているので、オンライン協力プレイで他のリーパーとタイミングを合わせて使用すれば、既存の効果とは別の新たな可能性を見出だせるだろう。
武器、強力な攻撃とコンボ、トリンケット、ギフト、フィッシュの相乗効果が、プレイスタイルを毎回ユニークなものにし、他のプレイヤーと息を合わせることで真の力を引き出すことができるようになっている。
■「Game Developers Conference 2024」の発表について
先日開催した「Game Developers Conference 2024」で、Motion Twinに所属するメンバーの1人であるYannick Berthier氏が、『Windblown』のシングルプレイの映像を披露しつつゲームの紹介を行った。
舞台となるヴォルテックスにリーパーが到着したシーンから映像がスタート。『Windblown』では、戦闘が数多くあり、敵の種類や配置などに素早くリアクションすることが求められること、ゲームのすべてのバイオームにはさまざまな種類のモンスターが存在していることが語られた。
戦闘では、「フィッシュナイフ」と「クナイ」という武器の組み合わせで敵とのスピーディーな戦闘を処理していく様子が披露した。パッシブボーナス「ギフト」を選択する場面では、武器での攻撃を行ったときにレーザーのような追加攻撃が発生する「ホーミングアローズ」を取得し、アクティブなパワーを持った「トリンケット」として、範囲ダメージを発生させる「デスオーブ」を取得。これらの組み合わせによって、さらに戦闘での選択肢が広がり、より華やかなシーンが繰り広げられた。
また、『Dead Cells』のように、クリティカルの発生が異なる武器も複数用意されているとのこと。例えば、後ろからの攻撃(バックスタブ)や、コンボの最後の攻撃がクリティカルになるといった様子。
ゲームに敗北すると故郷である「アーク」に帰還し、次なる冒険の準備を行う。探索で発見した新しいアイテムのクラフトを行ったり、永続的なアップグレードを獲得したりすることができ、探索の最初に持っている武器を設定することも可能なよう。
最初のボスとの戦闘が披露した後、『Windblown』は『Dead Cells』と同様にクローズドテストを繰り返して、コミュニティと協力してゲームを開発していくことを説明。実際に、1ヶ月のクローズドアルファがすでに行われている。あらためて、Yannick Berthier氏は、ユーザーと一緒に『Windblown』を最高のゲームに仕上げたいと語り、近い内に協力オンラインマルチプレイのテストを行うことを発表して映像を締めくくった。
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■【デベロッパー】Motion Twinについて
Motion Twinは、フランスのボルドーに拠点を置く9人のチームからなる小規模な開発チーム。上下関係を取り払った組織として、プロジェクトや目標、働き方をチーム全員で考えて選択している。プレイヤーの経験に焦点を当て、自分たちが遊びたいと思うゲーム作りに挑戦している。2018年に正式リリースした『Dead Cells』は世界中で1000万人以上のファンに楽しまれ、今もプレイの幅を広げるアップデートを続けている。
会社情報
- 会社名
- Motion Twin