【ゲーム株概況(4/23)】材料乏しくテクニカルや循環物色が中心 円谷FHDやまんだらけ押し目買い 『アラド戦記M』材料にネクソン続伸 コムシード利食い売り

4月23日の東京株式市場は続伸。日経平均株価は、前日比113円55銭高の3万7552円16銭でこの日の取引を終えた。前日の米国市場でハイテク株が買われた流れを受けて買い優勢で始まった。ただ、買い一巡後は利益確定の売りに押されて上げ幅を縮小、一時はマイナスになる場面もあったが、後場に入って3万7500円台近辺でもみあった。

こうしたなか、ゲーム関連をみると、決算発表シーズン直前で手がかり材料に乏しく、テクニカル的な買いや循環的な物色が中心だったようだ。円谷フィールズ<2767>やまんだらけ<2652>、アエリア<3758>などに押し目買いが入ったほか、中国での『アラド戦記モバイル』リリース日決定を材料にネクソン<3659>も引き続き買われた。

フリュー<6238>は変わらず。新作スマホゲーム『廻らぬ星のステラリウム』を本日午後よりリリースすると前日に発表した。この日は小高く推移したものの、引け間際に売られた。リリース後の動きを見極めたいという向きが強いようだ。

他方、ボルテージ<3639>がさえない。前日、保有する投資有価証券の一部(1銘柄)を4月17日に売却し、投資有価証券売却益7100万円が発生すると発表したものの、2024年6月通期の業績予想を開示しなかったこともあって反応薄だった。

また、前日に一時ストップ高まで買われたコムシード<3739>が売りに押されて大きく下げたほか、前日にSMBC日興のレーティングで買われた東映アニメーション<4816>もさえない。

このほか、KLab<3656>やCRI・ミドルウェア<3698>、ANYCOLOR<5032>が年初来安値を更新した。