2P Games、中国明朝末期の飢餓と混乱の時代を舞台とするビジュアルノベル『飢えた子羊』をSteamでリリース

2P Gamesは、中国明朝末期の飢餓と混乱の時代を舞台とするビジュアルノベル『飢えた子羊』をSteamでリリースした。ゲームは日本語対応しており、販売価格1200円で、発売後の2週間は20%の特別割引となる。また、発売後しばらくすると、全シナリオの日本語ボイスが追加されることも、すでに公式から発表されている。

本作では、プレイヤーは一人の盗賊として、4人の少女を都の「洛陽」まで運ぶことになるが、その途中である真相を突き止め、選択を迫られることになる。

 

▼トレーラー

 

『飢えた子羊』が背景とする中国の明朝末期(西暦1632年)は、内戦が続き、毎年のように飢饉が起こり、餓死者が続出する時代だった。プレイヤーは盗賊の「良」という人物を演じ、仲間とともに人買いからの依頼を受け、4人の少女を「華州」から「洛陽」まで運ぶことになる。

良は最初、自分が運ぶ少女たちは、裕福な家庭に養女として売られたとばかり思っていたが、旅の途中で「穂」という少女から今回の護送に関する「真実」を知らされてしまう。少女たちを買い取ったのは、なんと、千年の修行を積んだ「豚妖」だった。女童を食らうことに、悦楽を感じる豚妖は、自分の誕生日を祝うたびに女童を捜し集めては食っており、穂の姉もその犠牲になったという。

良は穂の言葉を鵜呑みにはできず、この小さな少女にはたくさんの秘密が隠されているように感じた。しかし一方で、今回の護送の旅は、そう単純なものではないとも薄々気づいている良だった。穂だけでなく、仲間でさえ、自分に何か隠しているように思われてならない。旅が進むにつれて、良はついに、決断を迫られることに。

『飢えた子羊』は「Zerocreation Games」が制作した2作目のビジュアルノベルゲームで、前作の『葬花』はSteamで96%という圧倒的な高評価率を獲得している。本作は映画『レオン』などの作品にインスパイアされて、ロードムービー的な特徴を帯んだビジュアルノベルゲームであり、26万文字のシナリオテキストと複数の異なるエンディングが含まれている。

 

■『飢えた子羊』について

これは中華風アドベンチャーゲーム。プレイヤーは盗賊になり、4人の少女を「華州」から「洛陽」まで運ぶことになる。主人公は途中で真実を見つけ、自分なりの選択をする。復讐、暗殺、飢饉、人身売買、人肉食など暗い要素があるが、それでも人々に前向きで温かい気持ちと力を伝えてもらいたい。

 

■『飢えた子羊』の特徴

ロードムービーのような物語スタイルを持ち、26万語のテキストと複数のエンディングを含んでいる。中国風アニメキャラクターデザインで、厳密な明朝の歴史的雰囲気がある。全てのストーリーは中国語で吹き替えられており、販売後に日本語吹き替えが追加される予定。

 

 

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