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KADOKAWA<9468>は、本日(4月26日)、アナログゲームの企画・製造・販売などを行うアークライトの株式を取得し、子会社とすることを発表した。具体的な取得額は非開示。
アークライトは、TCG業界においては業界トップクラスの店舗網を持つ「ホビーステーション」を運営し、人気のオリジナル作品を創出してきた高い企画開発力と国内最大規模のアナログゲームイベントの運営ノウハウを有している。さらに世界的に有名なアナログゲームの国内ライセンスを多数保有している。
KADOKAWAにおいても、メディアミックスを実現するキャラクターやストーリーを生むコンテンツとして従来よりアナログゲーム事業に取り組んでおり、2004年からアークライトと共同で手掛けている「クトゥルフ神話TRPG」は同事業の代表作となっている。また、KADOKAWAのIPを使った作品としてはアークライトと協同で「ダンジョン飯」を題材とした「モンスターイーター ~ダンジョン飯 ボードゲーム~」を2022年に発売している。
アークライトをグループに迎えることで、KADOKAWAが保有する人気IPのメディアミックスのジャンル拡充、すなわちアナログゲーム商品化を加速させるとともに、アークライトが主催・運営する国内最大規模のアナログゲームイベントを通じて新たなゲーム開発者や作家を発掘することでIP創出点数のさらなる拡大を目指し、グループの成長を加速していく。
なお、この子会社化によるKADOKAWAの今期の連結業績に与える影響は軽微としている。
◆株式会社アークライトについて
アナログゲームの開発、販売を主要事業として、テーブルトークRPGの代表的な作品である「クトゥルフ神話TRPG」シリーズを手がける。トレーディングカードゲームの販売店「ホビーステーション」を国内で32店舗運営している。また、イベント事業として2.5万人の来場者を誇るアナログゲームイベント「ゲームマーケット」を主催・運営している。
会社情報
- 会社名
- 株式会社KADOKAWA
- 設立
- 1954年4月
- 代表者
- 代表執行役社長CEO 夏野 剛/代表執行役CHRO兼CLMO 山下 直久
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高2581億900万円、営業利益184億5400万円、経常利益202億3600万円、最終利益113億8400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9468