【ゲーム株概況(5/7)】調査筋高評価のネクソンとコーエーテクモが高い 買収費用の懸念からソニーG続落 ドリコムが22%安と急落

連休明けとなる5月7日の東京株式市場は反発。日経平均株価は、前日比599円03銭高の3万8835円10銭で取引を終えた。ゴールデンウイーク中の米国の金利低下を受けて米国株式市場が上昇した流れを引き継ぎ、半導体やハイテクを中心に上昇したという。

こうしたなか、ゲーム関連株を見ると、全体相場と同様、調整局面に入っていた銘柄を中心に幅広い銘柄が物色された。フリュー<6238>やアピリッツ<4174>、KLab<3656>、サイバーエージェント<4751>などが高い。

ネクソン<3659>が反発。みずほ証券が目標株価は3600円から3000円に引き下げたものの、投資判断「買い」を継続したことが市場の関心を集めた。

コーエーテクモホールディングス<3635>も3日ぶりに反発。岡三証券が目標株価は2600円から1980円に引き下げたものの、投資判断「強気」を継続したことで見直し買いが入った。

他方、ソニーグループ<6758>が続落。子会社が米投資ファンドと同国メディア大手のパラマウント・グローバルに対する買収提案を提示したと報じられたことで、大型買収による負担の大きさを懸念した売り物が先行した。

また、目立った材料は観測されていないが、ドリコム<3793>が急落。前日比22%のマイナスと大幅な下落となった。いわゆる仕手株が崩れたような下がり方で、一部で追証に関連した強制決済では、との声もあったが、真偽は不明だ。サイバーステップ<3810>やGLOE<9565>もさえない。