フェイス、24年3月期決算は営業損失5億3400万円と赤字幅拡大…プラットフォームの損失計上続く、コンテンツも大幅減益

 フェイス<4295>は、5月14日、2024年3月期の連結決算を発表し、売上高137億3800万円(前の期比9.5%減)、営業損失5億3400万円(前の期は1億8300万円の損失計上)、経常損失5億6400万円(同1億4800万円の損失計上)、最終損失10億9600万円(同4億2100万円の損失計上)だった。

・売上高:137億3800万円(同9.5%減)
・営業損失:5億3400万円(同1億8300万円の損失計上)
・経常損失:5億6400万円(同1億4800万円の損失計上)
・最終損失:10億9600万円(同4億2100万円の損失計上)

プラットフォーム事業が引き続き赤字となったことに加え、コンテンツ事業で新譜の発売中止や延期、パッケージの売上減などが響いた。

 

■プラットフォーム事業

アーティスト向けプラットフォームでの売上は増加し、携帯電話向けコンテンツ配信におけるキャリア公式サイトサービスの売上は前年同規模を維持したが、小売業向けポイントシステム運営プラットフォームにおいて既存加盟店向けポイント発行が減少した。また、前述の一部サービス終了に伴い、売上高は同9.0%減の19億5500万円、セグメント損失は2億1600万円(前の期はセグメント損失2億3600万円)となった。

 

■コンテンツ事業

所属アーティストの大型ライブイベントおよび自主公演が期間内に開催され、また利益率の高い音源使用にかかる売上が増加したが、新譜商品の発売中止や延期、主要パッケージ商品の売上減少などにより、売上高は同9.6%減の117億8200万円、セグメント利益は同70.9%減の1億2500万円となった。

 

■2024年12月期の業績見通し

2024年12月期の業績は、売上高151億円(前期比9.9%増)、営業利益1億3500万円(前期は5億3400万円の損失計上)、経常利益1億2500万円(同5億6400万円の損失計上)、最終利益4000万円(同10億9600万円の損失計上)、EPS3.68円を見込む。

・売上高:151億円(同9.9%増)
・営業利益:1億3500万円(同5億3400万円の損失計上)
・経常利益:1億2500万円(同5億6400万円の損失計上)
・最終利益:4000万円(同10億9600万円の損失計上)
・EPS:3.68円