バンダイナムコHD、24年3月期のAM事業は売上高14%増の1196億円、セグメント利益13%増の68億円と2ケタ増収増益

バンダイナムコホールディングス<7832>は、2024年3月期の決算発表で、アミューズメント事業における売上高は前の期比14.4%増の1196億6700万円、セグメント利益は同13.3%増の68億4300万円と2ケタ増収増益を達成した。業務業務用ゲームの売上が9.7%増の340億円、アミューズメント施設が同16.2%増の854億円とそれぞれ伸びた。アミューズメント施設は期初計画745億円を大きく上回る着地だった。

国内アミューズメント施設の既存店売上高が前年同期比で3.0%増、全店ベースでも14.9%増となるなど好調だった。また、「バンダイナムコ Cross Store」や「ガシャポンのデパート」のようなグループの商品・サービスと連携したバンダイナムコならではの施設展開が好調に推移したという。

また、業務用ゲームにおいては、新製品「機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2 オーバーブースト」や人気シリーズのアップデートキットの販売も業績に貢献した。また、燃料価格の上昇等の外部環境の変化も踏まえ、引き続き効率化に取り組んだという。

続く今期は、好調業態の運営強化を行っていくほか、上期に「湾岸ミッドナイト マキシムチューン 6RR PLUS」、下期も複数の新製品を発売する予定。さらに中国内地における『太鼓の達人』の展開、各地域でのカプセルトイ、トレーディングカードゲームの直営店運営など海外での業務用ゲームの販売や出展を強化していきたい、としている。

四半期業績の推移は以下の通り。