タカラトミーアーツが急成長、グループで存在感高める 売上は3年で1.9倍、経常利益は6.3倍規模に カプセル玩具や「ポケモン」AMゲーム好調

タカラトミーアーツがタカラトミー<7867>グループで存在感を高めている。2024年3月期(第38期)の決算は、売上高406億8900万円(前の期比15.0%増)、経常利益76億3800万円(同59.3%増)、最終利益51億1600万円(同51.3%増)と大幅増益を達成したが、ここ数年の伸びが著しく、2021年3月期との比較で、売上高は1.9倍、経常利益は4.7倍、最終利益が6.3倍と短期間で急激に伸びた。

・売上高:406億8900万円(前の期比15.0%増)
・経常利益:76億3800万円(同59.3%増)
・最終利益:51億1600万円(同51.3%増)

タカラトミーの決算報告によると、大型ガチャ売場の設置拡大やヒットコンテンツを使った年齢層の拡大などによりガチャの販売が増加した。コロナ禍からの"正常化"に伴い、外出機会やインバウンドが増加し、需要が伸びていることが背景にあるようだ。

また、アミューズメントマシン「ポケモンメザスタ」もキャラクターの高い人気もあり引き続き注目を集めた。2020年9月、コロナ禍という厳しい環境で稼働が始まったものの、リリース後に瞬く間に人気を集めた。次のシリーズである「ポケモンフレンダ」への期待も大きい。また、海外で運営する「ポケモンガオーレ」も世界的なポケモン人気の高さもあって好評を博したという。

業績推移は以下の通り。

株式会社タカラトミーアーツ
http://www.takaratomy-arts.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社タカラトミーアーツ
設立
1988年2月
代表者
代表取締役社長 近藤 歳久
決算期
3月
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