松竹マルチプレックスシアターズの2024年2月期(第28期)の決算は、売上高270億7100万円(前の期比6.7%増)、営業利益9億8700万円(同4012.5%増)、経常利益12億8400万円(同707.6%増)、最終損失4億5800万円(前の期は8億円の損失計上)だった。5月29日付の『官報』に掲載された「決算公告」で判明した。
・売上高:270億7100万円(同6.7%増)
・営業利益:9億8700万円(同4012.5%増)
・経常利益:12億8400万円(同707.6%増)
・最終損失:4億5800万円(同8億円の損失計上)
親会社である松竹<9601>の決算報告によると、各劇場で対抗館対策、注力作品での取り組みなどで成果を上げており、ヒット作の回数確保や、ファミリー層、シニア層と幅広い動員獲得を目指してきた。
松竹作品に加え、興行収入100億円を超えた「THE FIRST SLAM DUNK」「名探偵コナン 黒鉄の魚影」「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」をはじめ、アニメ作品が大ヒットとなり、年間興行収入の回復に貢献した。MOVIX八尾は8月に台風7号の被害を受けた影響により現在休館しているが、2024年秋に営業再開を予定している。
なお、最終赤字となっているが、これは特別損失15億3400万円を計上したことによる。
会社情報
- 会社名
- 松竹株式会社
- 設立
- 1920年11月
- 代表者
- 代表取締役会長 会長執行役員 迫本 淳一/代表取締役社長 社長執行役員 髙𣘺 敏弘/代表取締役 副社長執行役員 武中 雅人
- 決算期
- 2月
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9601