日本ファルコム、「英雄伝説 空の軌跡 the 1st(仮称)」を25年9月期中に発売 「東亰ザナドゥ」など複数の新プロジェクト進行で減益となる見通し
日本ファルコム<3723>は、11月13日、2025年9月期の決算について、売上高25億円(前期比1.0%減)、営業利益12億円(同3.2%減)、経常利益12億円(同3.6%減)、最終利益8億円(同6.1%減)と減収減益を見込むと発表した。例年通り下期、特に新作を発売する第4四半期(25年7~9月)に収益が集中する見通しだ。
・売上高:25億円(同1.0%減)
・営業利益:12億円(同3.2%減)
・経常利益:12億円(同3.6%減)
・最終利益:8億円(同6.1%減)
シリーズ累計800万本を超える同社代表作の1つ「軌跡」シリーズ最新作「英雄伝説 空(そら)の軌跡 the 1st(仮称)」を発売する。「英雄伝説 界(かい)の軌跡-Farewell, O Zemuria-」の展開のほか、Nintendo Switch向けゲームソフトの自社展開タイトル、複数の移植タイトルなどを発売する予定。
「東亰ザナドゥ」など複数の新プロジェクトを進行しており、発売タイトル数の拡大や新しいIPコンテンツ・ゲームの創出を進めているため、先行して開発費用の発生を見込んでおり、2026年9月期での新作タイトルを複数リリースすることを目標としているという。これが主な減益要因となる。
同社作品をワールドワイドに様々なゲーム機やスマートフォンアプリ等のプラットフォームへと展開し、保有するIPコンテンツを積極的に活用するとともに、「軌跡」「イース」シリーズを含めた、新たなチャレンジとなる新規タイトルの制作も進めながら、今後も魅力的なゲームコンテンツを提供していく。
業績推移は以下の通り。
会社情報
- 会社名
- 日本ファルコム株式会社
- 設立
- 1981年3月
- 代表者
- 代表取締役社長 近藤 季洋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高25億3300万円、営業利益14億6000万円、経常利益15億7300万円、最終利益10億2700万円(2022年9月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3723