【ゲーム株概況(5/29)】GLOEが異彩を放つS高…「eスポーツ」の政策提言報道が材料に 国内外証券が高評価のコナミGとタカラトミーが買われる

5月29日の東京株式市場では、日経平均は続落し、前日比298.50円安の3万8556.87円で取引を終えた。朝方は買いが先行したものの、長期金利が2011年12月以来の水準まで上昇したことで、幅広い銘柄に売り物が広がり、一巡後はマイナス圏に沈んだ。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、GLOE<9565>が異彩を放つストップ高となった。GLOEは、自民党のスポーツ立国調査会が「eスポーツ」の普及、振興や選手強化の推進を政府に提言すると報じられたことが株価の刺激材料となったようだ。GLOEの親会社であるカヤック<3904>も買われた。

また、ジェフリーズ証券が投資判断を「Hold」から「Buy」に格上げし、目標株価も9540円から1万2160円に引き上げたコナミグループ<9766>が続伸し、SMBC日興証券が目標株価を2900円から3400円に引き上げたタカラトミー<7867>は反発した。

ハピネット<7552>は続伸し、年初来高値を更新した。

半面、秋元康氏総合プロデュースのアイドル創造プロジェクト「IDOL3.0 PROJECT」と暗号資産「NIDT」の今後の展開が明らかになったことを材料に連日動意づいていた東京通信グループ<7359>は大幅反落となり、ドリコム<3790>やコロプラ<3668>も売られた。

スクウェア・エニックスHD<9684>は7日続落し、年初来安値を更新した。東映アニメ<4816>やKLab<3656>、オルトプラス<3672>なども年初来安値更新となった。

株式会社タカラトミー
http://www.takaratomy.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社タカラトミー
設立
1953年1月
代表者
代表取締役会長CEO 富山 幹太郎/代表取締役社長COO 小島 一洋
決算期
3月
直近業績
売上高2083億2600万円、営業利益188億1800万円、経常利益178億700万円、最終利益98億800万円(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7867
企業データを見る
コナミグループ株式会社
http://www.konami.com/

会社情報

会社名
コナミグループ株式会社
設立
1973年3月
代表者
代表取締役会長 上月 景正/代表取締役社長 東尾 公彦
決算期
3月
直近業績
売上高3603億1400万円、営業利益802億6200万円、最終利益591億7100万円(2024年3月期)
上場区分
東証プライム(ロンドン証券取引所にも上場)
証券コード
9766
企業データを見る
GLOE株式会社
https://gloe.jp

会社情報

会社名
GLOE株式会社
設立
2015年11月
代表者
代表取締役 谷田 優也/代表取締役 古澤 明仁
決算期
10月
直近業績
売上高22億6400万円、営業利益1400万円、経常利益100万円、最終損益500万円の赤字(2023年10月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
9565
企業データを見る