【ゲーム株概況(6/24)】『魔法使いの約束』の中華圏での展開期待でcolyが3日続伸 子会社の自社株買いに応募で特別利益計上のエイベックスは3日ぶり反発
6月24日の東京株式市場では、日経平均は反発し、前日比208.18円高の3万8804.65円で取引を終えた。為替が1ドル=159円台後半と円安方向に振れたこともあり、自動車株など輸出関連株が買われ、後場に入ると上げ幅300円超に達する場面もあった。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業89銘柄のうち、49銘柄、下落は34銘柄、変わらずは6銘柄で、上昇した銘柄のほうが多かった。
中でcoly<4175>が3日続伸し、一時1645円まで買われた。colyは、『魔法使いの約束』の中文版タイトル『魔法使的約束』のリリースに向けて、台湾のiSWEETY社とライセンス契約を締結したと発表したことが株価の評価材料となったようだ。
また、エイベックス<7860>が3日ぶりに反発した。エイベックスは、子会社のTHINKRが実施する自社株買いに応募し、特別利益19億円を第2四半期に計上する予定と発表したことが市場の関心を集めたもよう。
ほか、エイチーム<3662>が年初来高値を更新し、サイバーエージェント<4751>やKLab<3656>なども買われた。
メディア工房<3815>はこの日も商いを伴って大幅高し、一時693円まで買われた。
半面、KADOKAWA<9468>が5日ぶりに大幅反落した。KADOKAWAは、一部報道機関による犯人と名乗る人物のメッセージを掲載した記事に抗議し、損害賠償を含めた法的措置の検討を進めると発表しており、サイバー攻撃によるシステム障害への影響をあらためて意識する売り物が出たもようだ。
ほか、コムシード<3739>が続落し、まんだらけ<2652>の下げがきつい。
会社情報
- 会社名
- エイベックス株式会社
- 設立
- 1988年4月
- 代表者
- 代表取締役会長 松浦 勝人/代表取締役社長CEO 黒岩 克巳/代表取締役CFO 林 真司
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1333億8700万円、営業利益16億3300万円、経常利益15億0600万円、最終利益9億8700万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7860
会社情報
- 会社名
- 株式会社KADOKAWA
- 設立
- 1954年4月
- 代表者
- 代表執行役社長CEO 夏野 剛/代表執行役CHRO兼CLMO 山下 直久
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高2581億900万円、営業利益184億5400万円、経常利益202億3600万円、最終利益113億8400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9468
会社情報
- 会社名
- 株式会社coly(コリー)
- 設立
- 2014年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 中島 杏奈/共同創業者 代表取締役副社長 中島 瑞木
- 決算期
- 1月
- 直近業績
- 売上高65億円、営業損益5億1600万円の赤字、経常損益5億1000万円の赤字、最終損益5億4600万円の赤字(2025年1月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 4175