バンダイナムコHD、24年3月期の研究開発費は6.4%増の323億円と過去最高…デジタル事業、トイホビー事業を中心に積極的に展開
バンダイナムコホールディングス<7832>の2024年3月期における研究開発費は、前の期比6.4%増の323億1600万円だった。過去最高となったようだ。デジタル事業とトイホビー事業が大半を占めているが、デジタル事業が同11.8%増の181億1100万円、トイホビーが同1.2%減の128億円だった。
同社では、市場変化に迅速に対応し、より収益性の高い魅力ある製品・サービスを提供するために、積極的な研究開発活動を行っているという。デジタル事業、トイホビー事業を中心に、新素材や新技術を取り入れた安全かつ高付加価値・高品質・低コストの製商品開発に取り組んでいる。
具体的には、デジタル事業では、基礎研究としてはネットワーク分野、ゲームコンテンツ分野等における研究活動を行うとともに、各種技術を用いた製商品の研究開発を行っている。トイホビー事業においては、キャラクターマーチャンダイジングを推進するための新商品開発等に取り組んでいる。
このほか、主な開発部門で発生した新規ゲームコンテンツの開発等に係る支出額は、デジタル事業が753億3500万円、アミューズメント事業が40億4200万円だったという。
研究開発費の推移は以下のとおり。
会社情報
- 会社名
- 株式会社バンダイナムコホールディングス
- 設立
- 2005年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 川口 勝
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆502億1000万円、営業利益906億8200万円、経常利益1041億6400万円、最終利益1014億9300万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7832